SCSIDNIKUFESIN

17 Feb, 2015

▼もう2月ですが、あけましておめでとうございます~。生存しています。引き続きよろしくおねがいします。

かかりっきりになるようなタスクがあったのかというと、StiffSlackホームページの再リニューアルに正味数日間取り組んでいた(9割方完了、公開はまだ)くらいで、あとはおおむね平常どおりに過ごしております。「平常」というのはギターの運指&ピッキング練習法開発と練習、バンドの曲作り(への努力)を含みます。実践するアテもなく、アドリブをまともに弾ける練習をずっと真面目にやってるんですが、使い道ないでしょうか。セッションイベントとか、実はいつでも待っています。

ライブも2~4月はけっこう決まってます。バンドのホームページにてご確認をば。

物色癖が抜けたままでCDあまり買えてないですがここ2ヶ月分くらいの収穫は、サウンドベイ金山および上前津でCHRISTOPHER CROSS「ANOTHER PAGE」、OLIVIA NEWTON-JOHN「THE RUMOR」(88年)、ARCADE「A/2」(ex.RATT、94年2nd)、GEORGE BENSON「LIVIN' INSIDE YOUR LOVE」「WEEKEND IN L.A.」、CARL ANDERSON「AN ACT OF LOVE」、DAN HARTMAN「I CAN DREAM ABOUT YOU」、新宿ディスクユニオン2店舗で21 GUNS「SALUTE」(ex.THIN LIZZYのスコット・ゴーハム)、MARC BONILLA「EE TICKET」、SEPULTURA「KAIROS」、JAMES TAYLOR「JT」、今池P-CAN FUDGEでJETHRO TULL「TOO OLD TO ROCK'N'ROLL: TOO YOUNG TO DIE!」「STORMWATCH」「CREST OF A KNAVE」、ART GARFUNKEL「LEFTY」、GEORGE BENSON「GIVE ME THE NIGHT」、バナナレコード本店でRANDY GOODRUM「WORDS AND MUSIC」、ブックオフ栄スカイル店でMAURICE WHITE「MAURICE WHITE」、QUINCY JONES「THE DUDE」、CARL ANDERSON「FANTASY HOTEL」。

▼そういえば去年仕上げたioueeeの新ネタ(シングルリリースした気分の全2曲)、とっくにsoundcloudに上げててあんまりお知らせもしてなかったので、改めて貼っておきます。

はい貼れました。便利やら味気ないやら。

▼以下、今更感が凄くてすみません。一応毎年やっていたので「2014年に物色した音源ベスト」を簡単にまとめてみます。タイトルが色つきのものは過去のレビューに飛びます。

JAMES TAYLOR「THAT'S WHY I'M HERE」
JT氏最高です。アレンジや録音など雰囲気が整えばそれなりに楽しめてしまうことも多いAORですが、JT氏の「この曲にこのツカミ」と強力に印象付けるソングライティングは比類なし。むろん声も雰囲気要素も完璧。

JANIS IAN「RESTLESS EYES」
作者自身による低評価がまったく理解できない、フォークロックあがり・前向き・サッパリ系AORの大傑作。バジー・フェイトン先生もちょっと参加。

140502.jpgFREAK KITCHEN「DEAD SOUL MEN」
今までどうしてチェックしていなかったのかと悔やんだバンド・ナンバー1でした。ポップさ、へヴィさ、テクニック/ギミック(の良い使い方)が相互に深くまで組み合いながらも洗練極まる音楽性。

140310.jpgJOHN FARNHAM「AGE OF REASON」
オーストラリアのAORシンガー。2014年の歌うますぎ大賞はこの人に。ルー・グラム風のソウルフルなハイトーンで、派手なインターバルを挟んでも完璧なピッチ。バックを務めるブレット・ガースドのギターも地味に超絶です。

2014best-02.jpgAMERICA「HOMECOMING」
土臭くない爽やかな郷愁を漂わす、多重コーラス活用型フォークロックグループ。イントロのワンフレーズで名盤確定のやつ。この手のものには、たまにグイッとつかまれます。

140316.jpgENSLAVED「RIITIIR」
元祖ヴァイキングブラック、ベテランにして堂々たる快作。エクストリームメタルの可能性はとっくに閉じたと思ってましたがこの人達は未だ開拓中。

2014best-03.jpgBUZZ FEITEN & THE WHIRLIES「WHIRLIES」
2000年前後、急に活発になりだしたバジー・フェイトン大先生のバンド作品。94年くらいのごくオーソドックスなおじさんロックにしか聞こえませんが、溢れる「もう一度立ち上がった感」が泣けるし普通に好き。ヴォーカルがもっと逸材だったらなあ。

2014best-04.jpgCRISIS「DEATHSHEAD EXTERMINATION」
昔のシュミーアを更に死にそうにしたような壮絶なヴォーカルを聴かすカリン・クライシス嬢のあやしいへヴィグル―ヴスラッシュ?バンド。えげつない女性メタルの系譜としては、GREAT KATを凌ぐ衝撃でした。

2014best-05.jpgART GARFUNKEL「WATERMARK」
サイモンと~ から独立後はいい感じのAOR路線に行っててナイスなこの人。ソフトな声質を活かした優しい楽曲群がよろしいです。

140626.jpgBRAD MEHLDAU「HIGHWAY RIDER」
世間でも高評価、入魂の2枚組。「温かくもシャープなポップス咀嚼型現代ジャズ」を更に一段押し上げた力作。

141001.jpgWALTER BECKER「11 TRACKS OF WHACK」
人の勧めで買ったら良かったナンバー1はこれ。薄ら笑いを隠し通すスムース&フリークアウトな雑食アダルトグル―ヴの怪盤。

2014best-06.jpgDAVID FOSTER「RIVER OF LOVE」
80年代を牛耳った大物Pが、信頼のおけるシンガーだけを集めた歌ものアルバム。栄華極まって急落する直前の摩天楼のチャカツク感を敬遠せず聴いてみると、至上の内容です。

2014best-07.jpgTHE ALMIGHTY「PSYCHO-NARCO」
グランジの混沌の中から飛び出た90年代英国のパンキッシュ&へヴィ男気バンド。片手間でも惰性でもない剛腕重量パンチな復活作(再結成後2作目ですが)でした。

総じて一昨年に引き続きAOR探究を進めつつ、気になるメタル関連は随時ピックアップするという、振り幅のせまーい1年になったようです。後生ずっと好きであろう作品との出会いもあり、悪くないとは思います。

2014best-08.jpg2014best-09.jpg実生活でお世話になってる皆様シリーズでは、一朝一夕ならざる年輪をズッシリたたえたOSRUMの初リリース、国内のいわゆる激情ものから大きくはみ出す暗黒混沌重機音楽となったisolateの「ヒビノコト」など、いずれもワールドクラスの強大な作品でありました。しかも両方ともレコ発出演で祝わせてもらえまして、光栄しきり。今年か来年は我々も後に続きたい。現状持ち弾1.5発(曲)ですが、残る6分の5年、がんばります。