SCSIDNIKUFESIN

3 Apr, 2015

▼最近の収穫、奈良Neverland近くのブックオフでHEART「PRIVATE AUDITION」(82年)、JOHN 5「VERTIGO」(ex.DLRバンド~MARILYN MANSONのギタリスト、2004年ソロ)、EDDIE MONEY「CAN'T HOLD BACK」(86年)、ABRAXAS POOL「ABRAXAS POOL」(ニール・ショーン&グレッグ・ローリー)、takara2nd.jpgGLENN MEDEIROS「GLENN MEDEIROS」(92年)全て500円。横浜Galaxyから徒歩20分のブックオフでTAKARA「TASTE OF HEAVEN」(壮絶なジャケのオリジナルLONG ISLAND盤!)、COLIN JAMES「COLIN JAMES」、BLUE MURDER「NOTHING BUT TROUBLE」(ようやく外盤買い替え)をいずれも280円~500円で。遠征先の好収穫は嬉しい。どちらもDOIMOIのライブで行きました。初めての土地なのにびっくりするくらい温かく迎えてもらえて、深く感謝。

追記:その後サウンドベイ金山にてNELSON RANGELL「PLAYING FOR KEEPS」、MICHAEL McDONALD「SWEET FREEDOM」。

ちなみに今後のライブは4月に名古屋で2件決まってます。重要!いずれも充実の内容につき、よろしくお願いします。

4/4 (sun.) 名古屋 栄 タイトロープ
open/start 18:00/19:00
football, etc.(US), malegoat, akutagawa, Doimoi
前売¥2,500 / 当日¥3,000 (+1D)   17:30開場 / 18:00開演
4/25 (sat.) 名古屋 栄 タイトロープ
open/start 18:00/19:00
xerowound, folio, climb the mind, waganize, Doimoi
前売¥2,000 / 当日¥2,500 (+1D)   17:30開場 / 18:00開演

ご予約はホームページのメールフォームから。スマートフォンからも快適に使えます。

ycable.jpg▼少し前、ボリュームペダルをエクスプレッションペダルとして使用できるYケーブル(=写真)を自作して以降、空前のハンダづけブームがやってきました。余らせていたBELDEN 9497(スピーカーケーブル)の撚りをちょっと緩めて、とりあえず手持ちのギターアンプ用外付けキャビの内部配線を交換し、まだ余るのでオーディオのスピーカーの内部にも使ってみたり、やや太め(18AWG)の安い線を買ってきてパワーサプライ用の短いDCケーブルを自作したりと、家族が寝たあとの居間を夜な夜な焦げ臭くしております。

そう、毎日だいたい21時以降は我が家で起きてる人間がワタシひとりになるので、自室に籠らなくても広々した居間にいればいいじゃないかと、パキシエルをパキッとやりつつ適当な録画(「伊藤政則のロックTV」、「SONG TO SOUL」、その他ヨメさんが録ってるドラマ)も見つつ、Guitar WorldPremier Guitarが提供してくれるネタでギターの練習に励むのがこのところのトレンドになっています。今気になる人はTroy Grady

▼以下、機材の話は嫌いじゃないという人は、この行をクリックしてください。省スペースのためにおりたたみました。
無駄!と思ったらもう一度クリックして閉じてください。

はい、ありがとうございます。

DCケーブルについては、線材の違いで高域が!ミッドが!締まりが!とあやしい期待をするつもりはなく、ちゃんとした電圧で動けばよいという考えのみ。心なしか音量がアップしたかも知れないが、十中八九プラシーボ。手持ち機材のここ、まだ良くなるんじゃないか?などと深夜にPCの前で血迷って、高価な既製品をポチッとやる心配がなくなっただけよし。

いっぽうオーディオスピーカーの内部配線については、けっこう明確に変化があった気がします。モニター用の(往年の)定番、YAMAHA NS-10Mをリスニング用に日常使いしてるんですが、プレゼンスがメチャクチャ立つようになったとともに、アタックの破裂感が何者にもつっかえずにポン、トンと気持ちよく出るようになった気が。主に後者のおかげで打楽器の存在感が自然になり、それ以外のパートとの分離も向上。バスレフなし密閉型スピーカーで情報量を増やすとアタックの圧が増すというのは、理にかなった変化かと思います。もともと入っていた線はけっこう細いものでしたし(=写真)。関係ないですが、きょうびよく見る樹脂製の結束バンドではなくて、糸を結んでケーブルが束ねてありました。時代!

10mwire.jpg

後ろの端子板にナットを噛ませてすきまを作って、簡易バスレフ化するという定番のプチ改造があるらしく、それも試してみましたが、せっかく良くなったアタックのキレが感じづらくなる気がしたうえ、低いほうまでバランスが整う代わりに高域の見通しが心なしか妨げられて(慣れもあるかも知れませんが)ミックスには不向きに感じたため、これまでどおりサブウーハーとの併用で据え置き。中高域のシビアな作り込みのためにNS-10Mはあの特性なんだなと納得した次第です。巷じゃ老害のごとく嫌われていますが。

自室のリスニング環境が良くなったので、年末に大掃除を諦めたきり悪化している有効床面積減少の危機を何とかせねばならない。

▼現在、更なるDIY工作に着手してまして、これは完成したらがっちりレポートさせていただきます。

COLIN JAMES - Colin James

本日のレビュー:COLIN JAMES「COLIN JAMES」

カナダ人ブルーズロッカーの88年1st。リリースはVIRGIN。一か八かのいいほうかな、とりあえずギターはうまそうだ、と思って試聴音源を探してみたら正解でした。

のちにビッグバンドを率いてブライアン・セッツァー的なオールド不良アメリカン路線にも行くそうなのですが、その片鱗が伺えるシングルコイルジョキジョキのロックンロールが全体の8割。しかし冒頭を飾るのが、時代柄なのかレーベルの思惑なのか、ブルース・スプリングスティーンを思わせる爽やかメロ+男汗+サックスな曲で、ラスト前にはFIREHOUSEをアレンジだけ枯れさせたようなバラードもあり。加えて声質があまりオヤジくさくない、というかちょうどよく青二才感を漂わせる軽めなタイプで、メロハー耳にも聴きやすい。

リードギターは、ヒーロー級の目が覚めるような冴えがあるというほどではないものの、じゅうぶん耳に愉しいレベル。客演陣は手堅く仕事してます。プロデュースがやたら豪華で、ボブ・ロック、ダニー・コーチマー、トム・ドウドが曲によって入り混じり、エンジニアにはマイク・フレイザーの名前も。

ブライアン・セッツアーに飽き足らなくてブライアン・アダムスなんかもちょっとスキという人、基本ハードロック専門だがUSオールディーズ流儀のギターがライトに聴けるようなものも手を出してみたいという人には(2つ合わせても凄くニッチですが)強くおすすめ。