SCSIDNIKUFESIN

17 Mar, 2014

▼最近の収穫、いろんなブックオフでENSLAVED「RIITIIR」、ONCE BLUE「ONCE BLUE」、大須グレイテストヒッツでPHIL COLLINS「BOTH SIDES」(外盤買い替え、狙っていた100円台にて)、栄ミュージックファーストにてPSY・S「DIFFERENT VIEW」、EVERON「PARADOXES」(懐かしのゼロコーポレーションアイテム、外盤でひさびさの買い直し)、DRIVE, SHE SAID「DRIVIN' WHEEL」(MUSIC FOR NATIONSメロハーユニット91年作)。

以下、外出中にその場でSNSの類に投稿しようと思ったまま家に持ち帰ってしまった数件です。

▼わかりづらいアングルで撮ってしまったことに後悔しかないですが、防犯意識の高低がまったく不明な自転車。
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▼楽器屋のギター試奏で、フレーズ頭に毎回チョップを入れてくるオッサンは大概ドヘタ。

▼バンドでのMC芸のみならず、海外なまりのある日本語が元々異常に気になる身としては、最近ブックオフの店内放送番組でよく流れるアンジェラ・アキの有名曲のキラーフレーズ「(打ち明けられる)だぅろぅウォ」が凄すぎて、その後数10秒物色が手に付かない日もある。

※念のため調べてみたら、ハーフなだけで別に子供の頃から英語を話せたわけではないとの事。

▼店のレジで、品物の入った袋をかならず自分が受け取りたがるムスメ(2歳半)に、ディスクヘブンでもいつもと同じく袋を渡してみたら、例の絵柄(=写真)を見て「なんかかわいいのついてるー」と意外すぎる感想を漏らすので、無愛想でもないがまあ一見こわそうな長髪の男性店員からも思わぬ「wwかわいいかwwwドゥフwww」をいただいてしまい場が和んだ。
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ENSLAVED - Riitiir

本日のレビュー:ENSLAVED「RIITIIR」

ノルウェーヴァイキングブラックの草分け、ENSLAVEDの2012年リリース最新作。宇宙過ぎて恐い。年々プログレッシヴ度が増してくる作風にOPETHとの共通性を挙げる声もあるようですが、あちらは比較的素直な泣きが核にあるところにプログレ風な装飾を施したり、出自(メロデス)を匂わすアレンジを加えたりする要領であるっぽいのに対し(実はあんまり詳しくないなりの個人的な印象)、この人達はメジャーキーっぽくもある響きを崩した不気味な調性感覚を自在に使いこなして、メタル的音像のマッチョイズムとの合わせ技で恐るべき威圧感・存在感を演出。どうしてこれができたのか皆目検討もつかないが明らかに人の手によるものだしへースゴイなあ…という古代遺跡を見る感覚にも近い。クリーンヴォイスの入りどころも、スクリーモ以降の業務的な使われ方とは一線を画す。

そのうえで、まともなドレミファソも全然器用に操って、長尺なドラマを見事に描ききり、また長年描き続けるこの芸術家としての体力にはひたすら恐れ入ります。しかもけっこう多作だし、初期からの一貫性もあるという。もうメタル界の宝レベル、と思ったら母国ノルウェーじゃ国から表彰されてるらしく、驚きつつ納得。