▼連休でいくらか生活時間が是正されて、昨日も早めにくたばってました。遅れましたが4・5日の奈良滞在記を。
▼ノープランで遊びに行くなら結局、観光で栄えた商店街みたいなのがある所がいいだろうということで、車で山の方へ行ったりするのはヤメて
いい感じのフリーきっぷがある奈良行きを急遽決めたわけですが、到着するなりまさにこれという商店街を発見して、今回はほとんどそこを楽しむことだけがメインの旅となりました。まずは昼食、狭い横道にあって夜は居酒屋営業をしているであろう
一兆という店に入っていきなり当たり。手作りおかずのプレート(大小4種盛り)+ご飯+味噌汁+デザート(この日はでっかいわらび餅が4切れ)で750円。
商店街を奥のほうへ進むと、最近テレビで紹介されて有名だという高速餅つきの店が大行列。天の邪鬼根性でスルーして、少し行った先にもっといい所がありました(店名は失念)。
プルプルした巨大なよもぎ餅生地の海と粒あんのプールからひとつまみずつすくったのを誰彼構わず試食させてくれて、1皿300円のを注文すれば粒あん4個・きなこ4個の餅(うち2個は麦とこんにゃくでできた変わった生地、写真は既に2個減状態)がボテボテと乗ったのを大サービスしてくれます。かなりビッグマウスな宣伝ぶりでしたが伊達じゃない内容でした。
▼食べてばかりでもいかんということで奈良公園へ移動。
といっても目標は寺より鹿。彼らも連日押し寄せる観光客にゲンナリしていたようで、公園の入り口付近にいた連中は、おじぎしてまで欲しがるはずの鹿せんべいを口もとに押し当てられても一切動じないという飽食ぶり。でももっと
奥のほうで群れていた奴らは、新しい人間が来ると見るやスタスタ寄って来ておじぎを連発→せんべいが出てこなければUターンという食い意地を発揮してくれて少し安心しました。公園を出ても公道に普通にそのへんにいて、駐鹿禁止の警告を無視する者や専用駐鹿場を持つ者など、いろんなパターンで和ませてもらいました。
▼夕飯に入ったうどん屋は割と普通だったので割愛。宿への道すがら、日中通って気になっていた
公家芋(くげいも)を買おうとするも完売。いやしかしデザート…と、同じ店で売っていたほうじ茶ソフトクリームを買ったらまた当たり。早めにチェックインしてまたフラフラ散歩するつもりが一発就寝。
▼明けて5日は、宿の朝食(かなりやりたい放題のバイキング!)を
堪能したのち、前日に備え付けのPCからネットで調べた
パネトーネの大仏あんぱんを購入。薄皮生地にこれでもかと詰まった粒あんは280gとも300g超とも言われるようで。むろん、味はノーマル。昼食くらいのアタックがある代物なので購入のタイミングに気をつけてください。
もう少し観光らしいこともしようと、何やらイベント的なものをやっていた平城宮跡に行ってみると、復元されたきれいな門や建物と、あまり風土性を感じさせないフードコート(あっダジャレではない)やその他売店だけがある「開発中の新・観光名所」という感じで、深入りせず駅前に直帰。奈良町をウロウロウロウロしたのち、昼食(結局食べ物…)は、2日立て続けでどう見ても常に行列している、特別ウマイとかではなさそうだが名物店っぽいオムライス屋・
おしゃべりな亀にて。添え物っぽくついてきたコロッケやハンバーグがちゃんと手作りなようで良かった。
▼午後は再びバスで移動し、行き当たりばったりの寺や古墳まわりを山歩き・
古都散策として満喫。さりとて歴史にそう大した興味も造詣もあるでなし、またまた商店街に戻って前日売り切れだった公家芋をリヴェンジ。いやはや銘菓でありました。名古屋にもできんかいな。
帰りの電車はどの路線もほとんど混まず、合計3時間あまり、快適に着席して来れました。いやー手軽に楽しめてよかった。そして、つくづく名古屋は某T社の経済だけで形ばかりの大都市を装う、見どころの乏しい街であることを再確認。この日記で3度目くらいに書きますが、何年も前、福岡から遊びに来たという女子高生の2人組に、名古屋で一番の繁華街・矢場町のよりによってパルコの中で「このへんに買い物とかして遊べる所ないですか?」と尋ねられた衝撃は忘れられません。せめてがんばれ大須商店街。