SCSIDNIKUFESIN

30 Sep, 2012

▼人ん家の子どもの成長は早いもので、去年の出産立ち合い記から今日まで1年、あっという間だったことでしょう皆さん。当事者はといえば、4ヶ月くらいで既に1年近く経った感じがして、いま去年の今日を振り返る心地は、小学校の同窓会で会った旧友のかつての姿を思い出すくらいのスケール感です。とりあえず無事にひと区切り。
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かなり元気です。
▼最近の収穫、今池WILD HONEYにてASIA「ALPHA」100円で、大須ディスクヘブンにてTHUNDERHEAD「CRIME PAYS」輸入盤に買い替え。
▼年始早々くらいに海外のネットショップで買おうとしたTシャツが鮮やかにリップオフされてしまったので、しかたなく別のところで再注文。これからは、ウェブデザインにちゃんと金がかかっているか、ユーザーサポートはきちんと書いてあるか、ぐぐって悪評が出てこないかをちゃんと調べようと思います。まずはイギリスのLOUD CLOTHING .COM、迅速対応ですぐ着きました。やりとりもかなり安心感があったのでおすすめしておきます。
▼しぶとく続いているピック見直しキャンペーンに新展開あり。JAZZ IIIの黒が昔(20年前?)と全然違う感じにリニューアルされてて、素晴らしく使えるブツになっているようです。詳細は次回以降、ここのところ登場した全種類の実戦使用レポートでもまとめたいと思います。
THUNDERHEAD「CRIME PAYS」

本日のレビュー(再掲):THUNDERHEAD「CRIME PAYS」

買い直しついでにレビュー行きにしようと思ったら、昔の日記で既に取り上げ済みでした。特に書き直したいところもないので、以下転載。
ティーンエイジャー時代から付き合っている私の心の音楽です。リック・デリンジャーとかをムチャクチャ上手く歌ってしまうNY出身荒くれヴォーカリストと、哀愁と洗練を覚えたMOTORHEADみたいなドイツ人3名が、ハノーファーで出会ってしまったというバンドの91年作です。
彼らは全作品最高なのですが、洒落の効いたソングライティングの妙を堪能するならこの盤が一番。メタルか?ガレージか?ハードロックか?という80年前後頃(後日註:90の誤字ではない。BLACKFOOTあたりを指す)にしか存在しなかった貴重なニュートラル感(というより「ロックとしか言えない」感じ)をごく自然に体現し、BPM160くらいで軽快に飛ばすガッツリチューンあり、刺青男の内なる悲哀をグワグワとブチまける湿り系ありで大充実の展開なのです。
中でもやっぱり本編ラスト前の"Life Is Only A Goodbye"の「涙をぬぐった後の一人外周走り込み感」は、いつ聴いても「こんな名曲ないよな~」と思ってしまいます。パワーコード一辺倒でない粋なギターワークも冴えてて、FOO FIGHTERSの最新作(後日註:2007年5月時点=「IN YOUR HONOR」)あたりとそう違うとも思えん。「全員買い」です。
いま要点を改めて強調するなら、「BPM160くらいで軽快に飛ばす」感じかつ「パワーコード一辺倒でない粋なギターワーク」でいて「哀愁と洗練を覚えたMOTORHEAD」的なゴリッとした質感を持つ、という各要素のめぐり合わせのレアさ。メタルのズルベタとした重みを抜いた爽快なパワー感と刻みの鋭さだけを、スティーヴ・マリオット的な荒くれヴォーカルとともにちょっとおしゃれに楽しめるという最高のバンドなのでほんとにいつまでも評価されてもらいたいです。
大名曲。映像はRAGEとツーマンだった奇跡の来日(川崎チッタ)ですね。ただのパワーバラードではないので1:18~からの展開をちゃんと見てください(そこまで早送りもしないでください)。Bメロでフェイクが入るのが惜しい。
スパスパ疾走系のおすすめ曲がYoutubeで見当たらなかったので、荒くれヴォーカルが光るなんちゃってブルーズのこちらを。力強いコーラスを添えていたのはヘニー(G./のちにPRIMAL FEARに加入)だったんですね。テッドのリードギターも上手い。昔ヤングギターのインタビューで「俺もギタリストなんだよ!」って言ってたもんな。
超思い入れの人達なので3つめ。比較的普通にメタルっぽいですがアップテンポの曲を。