SCSIDNIKUFESIN

16 Nov, 2011

▼アドリブ料理が想定をグッと下回る謎めいたものになってしまった時、どんなものでも(すべて同じ味に)仕上げてくれる新たなソリューション、トムヤムペースト。ウスターソースで味付けした完成済みの焼きうどんでさえ、わずか小さじ1/3で鮮やかに救ってくれます。カレーはおしゃれなタイカレーに。おすすめです。最寄のカルディでどうぞ。
▼一昨日は大学時代のバンドサークルの人々と珍しく平日飲み。4人中3人(含む自分)が娘の父親という顔合わせで、後発の身としてためになる話を聞く。乳幼児がなぜアンパンマンやドラえもんを好きなのか、そこに夢があるからというよりも、何かしらの黄金率(丸顔で笑顔)を満たしているからという意見。どんな感受性も解析してそれを満足させる化学調味料が出てくる今の気持ち悪い世の中、その黄金率をひたむきに究めてどうにかするビジネスがもっと白熱してもおかしくなさそうですが、誰かやらないんですかね。泣き止む分には助かる。ウチはいまのところロディのスイングバージョンです。つつくと、揺れながらガムラン風の音を発してまたまっすぐに戻ります。いい。
▼昨日VIRUSの新譜の件その他をフォームからのメッセージ教えていただいたお方、ありがとうございます。実は発売早々にYoutubeで発見して、ほしいなーと指くわえてガマンしてました。このブログのコメント機能、エラーが出て使えなかったようですが、ご指摘いただいて復旧しました。ありがたいです。買い物メモや友人への私信などご自由にお使いください。
▼あ、昨日の収穫、ヤフオクにて購入のRED DAWN「NEVER SAY SURRENDER」。懐かしアイテムのつもりで買ったのに、リイシューまたはリプロっぽくて超残念。93年のCDの裏ジャケに何々.comとか要らない!
RED DAWN「NEVER SAY SURRENDER」

本日のレビュー:RED DAWN「NEVER SAY SURRENDER」

メロハーのレア名盤だったこともそろそろ忘れ去られていそうな、デイヴ・ローゼンタル&チャック・バーギ(ex.RAINBOW)率いるRED DAWN唯一のアルバム。「水辺や空を思わせるキラキラした色彩と広がり感を演出する」というこの手の作品にありがちなジャケ、JOURNEYが大成した路線かと思いますが、まんまとグッときます。
内容的には、個性の探求などもはや排除された高品位メロディアスハード一辺倒。RAINBOW風からBON JOVI風、JOURNEY~SURVIVOR風と、ひととおり網羅したうえで全体的に哀愁メタル寄りのねちっこさ有。ヴォーカルは少年のようなクリアなハイトーンじゃなく、ジェフ・スコット・ソートのざらざら感で時々グラハム・ボネットの如く気張る熱血派。ここで好みが分かれるところでしょう。もっと言えば曲自体もさほど強力なフックはないようで、きらびやかなシンセに彩られたトータルの音像がパワーを持ってる感じです。ある意味音響派。あと、不必要に前に出てこないけどギターが激ウマ仕事人。トリスタン・アヴァキアンというこの男、調べてみると、ローリン・ヒルにマライア・キャリー、なぜかBIOHAZARDなどなどの諸作品で手広く暗躍してるやり手だったようです。
90年代のすぐれたメロハーの穴盤/穴バンドが聴きたければ、これより先に全力でTHE STORMやMASQUERADEやNATIONを探してもらったほうが得策かと思いますが、騒がれた盤ではあるので、リアルタイムで傍観していた身としては所持できてとても満足。
前向き!