SCSIDNIKUFESIN

28 Jun, 2011

▼ロクに飲まずもっぱら食う私にとってとりとり亭は好きな居酒屋チェーンですが、店によってかなり差があります。引越し前に行った藤が丘店ではやけに高くついて、学生時代によく行った本山店はチェーン店だということを完全に忘れさせる名物おかみさんがいて(あそこが唯一の本店だとずっと思い込んでいた)、金山店で記憶に残っていることはないけど確か普通に満足して、大須店では6人中5人の胃腸が刺身で破滅したことがありました。
でつい最近、千種店にはじめて行ったら、看板メニューのチキン南蛮フライが異常に分厚い。しかも毎月7・8 のつく日は、チキン南蛮フライのハーフサイズが178円(通常400円)になるという独自サービスを展開してました。そのほか季節のオリジナルメニューもあって、串も微妙に安かった気が。駅からすぐでJRにも乗れるし、これからはとりとり亭千種店おすすめです。
▼あと近所になくてなかなか行けなかった丸亀製麺、高辻近くに発見してようやく訪問。巷の評判もいいとおり、かなり満足しました。一時期以降のデニーズ然り、クオリティ管理がなっているチェーン店はあやしい個人の店よりよっぽど安定してて良かったりしますねー。
どんどん庵はピーク時ちょい過ぎのストックが切れてるタイミングで冷やしメニューを注文すると、その場でゆでてくれてかなり具合のいいのが食べれるようです。あと大盛りがスゴイ。
▼ついに食べ物の話題だけになっちゃいましたが、いま一番重要なのは今度の日曜にDOIMOIの自主企画があるってことです!!
THUNDERHEAD「BEHIND THE EIGHT-BALL」

本日のレビュー:THUNDERHEAD「BEHIND THE EIGHT-BALL」

暑いな~ってことでTHUNDERHEAD。中学時代からもうずっと大好きなバンド(DOIMOIの妄想上の最終目標)なのにあんまりレビューに登場してませんでした。こちらは89年の1st。
彼らについての概要や言いたいことは、かなり前に書いていた次の次のアルバムのレビューでおおよそ言いきっています。それから年月を経て新たに気付いたことは、80年代を体験してちょっとゴージャス化した頃のMOTORHEADにはやっぱり似てたなとか、リック・デリンジャーはそういえばバンドのキャリアの中で2曲もカバーしていただけあって影響が端々ににじんでいるなとかその程度。鋲リストとかフォーメーションをキメながらのステージングなど、メタル然としたイメージがほとんど浮かんでこない、熱くはあるがこざっぱりとしたロッキンな連中でした。「IN YOUR HONOUR」で今様なハードロックの乗り方を覚えたFOO FIGHTERSを逆サイドから迎えに行くような、古びない音です。
ただしこのアルバムはまだ80年代とあって、リック・デリンジャーがDOKKEN化したみたいな湿り気も、振り切らない程度に微妙に効いてます。この塩梅、最近のやたらガチガチしたメタルしか聴かない若い人はわかってくれるんでしょうか。THE ALMIGHTYとか、HM/HR畑から出たいのか出たくないのか分からない、たぶんそんな入れ物のことは気にもかけてすらいなかったような野生ロックンメタルバンドがこの時期はいましたよね。
ちなみにこのバンドは、シンガーのテッドの猛るヴォーカルに胸が熱くなるのはもちろんのこと、アップテンポの曲でのキレがトム・ハンティング(EXODUS)ばりに気持ちいいドラミング、歌いやすい名演ソロが多いリードギターも突出して素晴らしい。だがしかしテッドは音楽界からリタイアし、残る3人が結成したDONNERKOPFも2006年から音沙汰無し。近所のイオンから見どころのある店ばかり退店してしまうように、続いてほしいバンドほどなかなかうまくいってくれないのはなぜ。