SCSIDNIKUFESIN

25 Jan, 2014

最近の収穫、いろんなブックオフでZZ TOP「ANTENNA」、BLIND GUARDIAN「BATTALIONS OF FEAR」、DOWNSET「DOWNSET」、AL JARREAU「THIS TIME」、CHANNEL ZERO「UNSAFE」「STIGMATIZED」(当時のPANTERA系マイナーバンド)、JANIS IAN「PRESENT COMPANY」、ERIK VOEKS「SANDBOX」、サウンドベイ金山でSLIK TOXIK「DOIN' THE NASTY」(ポストガンズ世代マイナーヘアメタル)、HERB ALPERT「SECOND WIND」(ジェフ・ローバー全面プロデュース96年作)、MICHAEL McDONALD「TAKE IT TO HEART」(ex.DOOBIE BROTHERS、90年作)、バナナ名駅店でKARLA BONOFF「KARLA BONOFF」、JUGGERNAUT「BLACK PAGODA」(マイナーローカルグランジ)、栄ミュージックファーストでYOUNGBLOODS「YOUNGBLOODS」(ジェシ・コリン・ヤング!EDSELリイシューの1st)、大須K-HOUSEでJACKLYN「MARBLE ROSE」(LONG ISLANDフィメールVo.化石系メロハー)。カーラ・ボノフ以外すべて250~500円でした。

▼割れたiPad2のフロントガラスの自家修理に乗り出していたり(途中)、バンドで使うわけでもない高級ギターを突然買ったり(売ったCD4箱分と引き換え)、再三の丁重な催促の末ようやくアメリカのオンラインショップから商品の出荷をもぎ取ったり(すべて完了後に顛末を報告します)、飲み会レベルの私的なニュースはぼちぼちありつつ、目下のお知らせすべき事柄はこれ。シラオカ小池さんソロと覚王山LARDERで2マンです。投げ銭なのでどうぞお気軽に!2月15日(土)です。自分だったら絶対行くなーこれ。カポタストはSHUBBと迷ってPLANET WAVESのNS Capoにしましたよ。

ERIK VOEKS - Sandbox

本日のレビュー:ERIK VOEKS「SANDBOX」

最近はブックオフでの物色時、とりあえずちょっと古そうなやつは引っ張りだして確かめてみるんですが、微妙なジャケ、裏は何かいかにも冴えなげな90年前後スタイルのシャツを着たおじさん一人、流通がDUTCH EAST INDIA TRADING(HOMESTEADのCDなんかでよく見る)、んー?と思ってその場でYoutubeで試聴したらめっぽう良い内容で購入したこちらの品。もうちょっと調べてみたら、ギターポップ/パワーポップの隠れ名盤扱いだそうで。93年にリリースされている唯一のアルバムです。

ちょっと線が細めでソフトな声質がまず良くて、アメリカンフォーク的なギターのスキルをたぶん持て余していて(そのへんが少々MEAT PUPPETS風)、60~70年代オールドポップの良きエッセンスを今様(94年当時)な温度感に落としこむ手腕が冴えまくっている、素晴らしき職人という印象です。全編アコギの響きを多めに入れていて、パワーポップといってもちょっとハツラツ感が目立つ程度。パンクからの流れを強く感じさせるのがちょいと苦手という聴き手には大変快適でしょう(逆にそういう感じを求める人にはユルいかも)。ジェイムズ・イハのソロ1stを外向きで軽くハイテンションにしたような雰囲気でしょうか。というか誰の参考にもならない切り口で言うなれば、KING'S Xのタイ・テイバーのソロワークに激似だからグッと来たのですが。コード使いの豊かさやヴォーカルハーモニーの入れ方などはまさに。それと半々くらいでポール・ギルバート風でもある(ソロではトッド・ラングレンに影響を受けた和やかギターポップをよくやってます)。

再発されたりしてるかどうか分かりませんが、とりあえずネット上で見た限りでは変な高騰はしていない模様。聴いておおこれはと思った人は是非買ってみてください。

最近ライブ活動を再開(継続?)してるようで、動画があがってました。

これは割と100%パワーポップ寄りな曲。アルバム音源がこれしか見つからず。