SCSIDNIKUFESIN

5 Feb, 2012

▼今週、「子供を寝るモードに仕向けるために部屋を極度に暗くしてしまうと、自動的に自分も寝るモードに陥ることに抗うのは難しく、結局ただ早寝をする」ということは分かりました。精神力を鍛えるとともに、子育てを含む普通の生活とそれ以外のするべきことをいかに巧妙に同化させるか、知恵を絞らねばならない。とりあえずムスメの機嫌がいいときは、アコギと歌(ドレミをあてる)のユニゾンでバイエルのようなピタゴラスイッチのようなインプロを聴かせてみることがあります。結果、何もしなくても笑っているようなときはそのまま笑うし、泣きそうなときは泣くことを止められないという程度。引き続き修行中です。
▼最近導入したSOVTEK Midget50Hと前から使っているMI AUDIO Tube Zoneの組み合わせ、なかなかよい感じに定まってきてます。
多めにローカットしないとシャープに歪んでくれないTube Zoneが、ハイゲインで使うにはブーミー過ぎてなんでもMELVINSのようになってしまうSOVTEKにとって都合がよいようで、CROWBARの1stみたいな音になっている。といいなっていう夢を見てるだけかも知れないですが。
CROWBAR。最高です。
▼昨日、何ヶ月ぶりかにムガルパレスへ…うまかった。そしてクソ繁盛していた。名大医学部からの団体客が容赦ないので休日の12時台後半以降は要注意です。
で今日はイオンのフードコートに新しく入った魂心屋へ(書いてなかったけど2回目)。家系ラーメンを自称していて、デフォルトの具は海苔・うずら・ホウレン草。塩トンコツをいただきました。なかなかしっかりした中太麺は、半茹でで置いておくパターンではなくオーダーごとにちゃんと調理している模様。「フードコートで490円(!)で出てくるラーメン」というスペックを大幅に超えるクオリティで、かなりよいです。650円だったとしても好意的な反応ができるレベル。KDハポンでライブ見る前に何か食べたいというときの選択肢にぜひどうぞ。
しかし千種イオン、見どころのある店舗がどんどん退出し、フードコートもすがきや・すき屋・はなまるうどんが入り、すぐ隣のボーリング場にもあるサイゼリヤをわざわざ入れるという意味不明なリニューアルをしたわけですが、無個性化した結果、休日昼間は以前よりかなり繁盛している様子でした。消費社会のマスが求めているのはそういう安心なのか。頑張ってください。
FANDANGO「CADILLAC」

本日のレビュー:FANDANGO「CADILLAC」

年末のバーゲンで買ったナイスな品。RAINBOW加入前のジョー・リン・ターナーがフレッシュな歌声を聴かせるFANDANGOの80年作です。リック・ブレイクモアという紛らわしい名前のギタリストがいて、乗っ取りを企てたリッチーが変名で参加しているのかと思いきや別にそういう事実はないとのこと。
硬派な元祖様式美HMバンドとされたRAINBOWをリーゼントの変人グラハム・ボネットがやや妙な方向へシフトさせ、最終的に軟弱ポップスへと落とし込んでしまった大罪人がこのジョーリンであると一般的には言われています。クセのあるハスキーで甘いハイトーンですが歌唱自体は全然悪くなく、メタルリスナーに対して果たすべき重責などまだ何もないこのアルバムでは、いい感じにちゃらちゃらしたアッパーなハードAORを聴かせております。MONTROSEと初期LOVERBOYの中間のような、マースデン&ムーディ期WHITESNAKEとNIGHTRANGERを足したものを5年くらい前に引き戻したような。キーボードとパーカッションとピアノの専任がわざわざいる7人組で、アンサンブルはなかなか高級なものを持っています。曲によってはLITTLE FEATばりの薫りと締まりも。
ハードロック畑の作品であるということはこの際あまり意識せず、アーリー80'sの浮ついた空気を端的にパッケージした優良作として普通に聴いてもらえればいいと思います。