SCSIDNIKUFESIN

21 Dec, 2011

▼StiffSlack横Absenteeで忘年鍋、大学時代の後輩の結婚式二次会・三次会、アンプ所有者を集めての試奏会、などなどなど日々遅くまで充実して過ごす。これが年末か。
▼実はそろそろCDが買えそうなくらいに関心が高まっている、少女時代。"Gee"で既に合成化調としての比類なき完璧さには白旗気味だったのだけど、それ以上に攻めっぷりが凄い"The Boys"にはボロボロにされてます。強気感が冴える英語版が特によい。地元の歌番組の映像とかだと結構ちゃんと生歌を歌ってるようで、ただの傀儡アイコンではないのも偉いです。何が凄いか全部挙げるのはヤメときますが、3番Bメロ真ん中の折り返し点で入る高速フェイク→満を持して突き抜ける最高音のロングトーン→サビではなく最初に1度しか出てきてなかったヴァースに戻る構成美、の流れはいつ聴いても必ず最高潮。韓国の制作チーム、少なくとも日本の人形師集団より大きなところを見てる人達だなと(どちらについてもごく浅い見識だけで、とても安易に)思っています。
勢い余って貼り付け。何かと思ったら、ロニーが歌うバージョンを聴いてみたいとかそんなんかも知れない。歌詞は是非bring the evil outとかで。もう無理なので、トニー・マーティン&ICE-Tにお願いするしかない現状。
WARLOCK「TRUE AS STEEL」

本日のレビュー:WARLOCK「TRUE AS STEEL」

メタル・ディーヴァといえばドロ・ペッシュ。ソロキャリアもある彼女のバンド時代がこのWARLOCKです。86年、BON JOVIやDEF LEPPARDと同じくPHONOGRAMから。
女性シンガーかつドイツ産とあって、まずは英米の王道へのキャッチアップに腐心してる系かと思いきや、さにあらず。ヴォーカルの声質も曲の硬質度/ダーク度も、METAL CHURCH(もっと言うとデイヴィッド・ウェインが脱退後に組んだREVEREND)に近いフックをちらほら見せてくれて大変ナイスです。それでいてJUDAS PRIESTの如く堂々としたスケール感。演奏面ではさほど光るものはないながら、大売れ以降のSCORPIONSくらいには楽しめます(いや、未満か…)。
一応系譜として存在する「女性メタル」を押さえる、という意義以上にちゃんといい作品なんではないでしょうか。