SCSIDNIKUFESIN

5 Dec, 2011

▼ここ最近の収穫まとめて。米アマゾンのマーケットプレイスで購入のGRETA「NO BITING」(懐かしジャケの中途半端グランジ、93年POLYGRAM)、WILARD「STEEL MILL」、サウンドベイ上前津でSTRANGEWAYS「STRANGEWAYS」「WALK IN THE FIRE」、DWEEZIL ZAPPA「HAVIN' A BAD DAY」。自分的には超好収穫ばっかりなんですが、端から見たら腐った感じの買い物ばかりしてます相変わらず。
▼(エピソード1)
結婚以来3年以上そのまま使い続けていた包丁を最近初めて砥いだら、熟したトマトもスッスッと角切りにできる切れ味が蘇り、感動。不幸や不十分を知るほうが人生豊かかも知れんと思う。
▼(エピソード2)
今日実家に帰ったらテレビが新調されてました。品物選びの段階から話を聞いていたので、値段がいくらくらいかは知っていて、今は大物も安くなったな~と関心してました。が実物は、うすーい筐体の裏側に申し訳程度につけられたスピーカーの、ラジカセばりの音のショボさにガッカリ。別に財政が不健全というわけでも何でもない実家の、居間の主役があれになると思うとちょっと哀しい。
▼(まとめ)
数日の間にもっともらしく真逆のことを思う、まあそんなもんです。それでも生きていかざるを得ない。
WILLARD「STEEL MILL」

本日のレビュー:WILLARD「STEEL MILL」

少し前、シアトルグランジについて調べていたときに名前を見つけたバンドです。余談ですが、SEO対策用の謎の情報ブログかのようにとにかく淡々と、グランジの発端から顛末まで凄い濃度でまとめてあるこのサイトすごいです。ディスコグラフィがアフィリエイトになってるんだと思いますが、それにしてもこれだけのものを作ってくれたのは本当にありがたい。
さて本題、こちらは92年にROADRACERからリリースした唯一のフルアルバム。TADより更にメタル度マシマシで、スラッジ的な溶け方を多少してはいるものの、基本的にはズクズクとえぐるダウンチューニングリフと変則ビーツがひたすら心地よい、本当にそれだけの音楽。歌メロも展開も大粒フックはゼロという潔さ。スラッジ以上CONFESSOR未満の隠れ名バンド・STRESSBALLあたりとぜひ並び評したい珍味です。なんかもう単調すぎてこれ以上書くことないですが、全編最高。引っ掛からない人にはほんとに最低でしょう。奥深いぜグランジ。