SCSIDNIKUFESIN

19 Sep, 2011

本日の収穫、再チェックに赴いたバーゲン中のサウンドベイ金山店にてSPACEWAYS INCORPORATED「THIRTEEN COSMIC STANDARDS BY SUN RA & FUNKADELIC」(ケン・ヴァンダーマーク!)、HEART「BRIGADE」とSTONE TEMPLE PILOTS「TINY MUSIC...」は300円→100円で。ブックオフ東別院店を経由してHEART「HEART」(85年)、サウンドベイ上前津店でRICHIE KOTZEN「ELECTRIC JOY」、THUNDERHEAD「KILLING WITH STYLE」(500→300円にて、94年大名盤ついに輸入盤買い替え)。
雨の予報なんてウソじゃんと帰宅後のうのうとしていたら、1時間ほどして窓外が一瞬にして大雨で凄い轟音に。自転車移動はもれなく作曲タイムなわけですが、ノリノリで熱田ブックオフとかまで行ってなくて本当によかった。
LYLE MAYS「LYLE MAYS」

本日のレビュー:LYLE MAYS「LYLE MAYS」

ひさびさに「買ったものをちゃんと聴き終える前に次のを仕入れてしまってちょっとどうでもよくなる病」を発症してしまっているので、ここは冷静に買った順でいこうと思います。
こちらはパット・メセニー・グループの鍵盤奏者のリーダー作。86年、リリースはGEFFEN。ビル・フリーゼル(g.)やマーク・ジョンソン(b.)などアメリカーナ現代ジャズ/フュージョンの仕事人が客演として参加。FMラジオが深夜枠から早朝枠に切り替わった最初の番組のオープニングのような、スーッと明るいポップな冒頭曲にまずは万歳。もちろんコード展開は要所要所でひょいひょいとねじれが加わっているし(あくまでカロヤカ)、その後の開放感を引き立てるための変則フレーズによる緊迫パートなども程よく挿し込まれ、匠の技と下世話なサービスの両方を地で行く80年代メインストリームスピリットがたまりません。ECMの名残りくさい感じの、漠然と高尚なネイチャー感が漂うだけの曲もありつつ、多少のダレも帳消しにできるレベル(まあ1曲目が最大のピークという感はありますが…)。TOTOとかでポップなウルトラC転調・キリの悪い拍数で仕掛ける魔法のフックの類にすっかりやられている人ならスッと馴染めることでしょう。ただしシンセの音色は初期TM NETWORKばりのもので、リバーブは像がぼやけるほどではないにしろジットリ長め。ビル・フリーゼルとかが好きでも赤面感を肯定的に受け入れられない人は避けるが無難。
Youtubeにオリジナルのものがどこにもアップされておらず、仕方なくカバーバージョンで。まずは冒頭曲"Highland Aire"、かなりもっさりしてます…シンセがバイオリンだし。
続いて"Slink"、こちらは録音が粗いせいもありますがなかなか勢いよくやってます。
amazon.comのサンプルは何か切り取り方が要領悪い。