SCSIDNIKUFESIN

24 Aug, 2011

▼土曜DOIMOI(於・DAY TRIVE)、日曜DOIMOI(於・八王子RIPS)、火曜ログメン(於・得三)と4日間3日続いたライブをすべて終えた本日水曜なわけですが、繰り越している仕事(プライベート)と新たな宿題を両手に、円高に乗じてamazon.comのマーケットプレイスをゆっくり漁るモードにはなかなか入れず。とか言いながらさっき軽くヒゲを抜いて落ち着いてしまったりしたから、充実した人生とは精神力の成せるものであることです。テキパキいかねば、いい加減(この日記で10年前からそう言い続けていると思う)!!
▼20日DAY TRIVEは極悪激情エモまつりに混ぜてもらったみたいなイベント。DOCUMENT NOT FOUNDとinthenaMEofloveとは初めてでしたが、前者はリフからうっすらアラサーなシブさが漂い(そしてAS MEIASのTシャツ着用のドラマー氏が激ウマ)、後者はROMA79あたりに通じるASCETIC感(ニッチすぎる例え…)をまとっていて、嬉しい共演でした。京都組のみなさんはぜひ我々を地元に呼んでやってください!
練習とリハの間の収穫、栄ミュージック・ファーストにてXYZ「XYZ」100円。
▼21日、初訪の八王子。ROOM501タピ君の言う「23区と八王子は、名古屋と岡崎の関係に近い」がめちゃくちゃシックリ来る土地でした。バンドもお客さんも関東方面の知った顔が集まってくれて、超ホーム&リラックスモードでリハ前のつけ麺から終了後の打ち上げまでしっかと堪能。招いてくれた主催バンド・MALEGOATは特に外タレの如きキレキレぶりを炸裂させてましたなー。移動が一緒だったCLIMB THE MIND山内君(ソロで出演)、ドイモイメンのダーティ担当2名に随分ヨゴされてしまいました。
▼一日挟んで23日、ひさびさのログメンは準備不足のため午後半休をとって練習。そこですかさず平日限定バイキングを挟む私です。以前たまたま行った栄・クラブアッシュを再訪。いわゆるカジュアルフレンチって言うんですかね、括りはよく分からんですがかなりの中流階級ムードを味わえる店内で、手抜きなしのムースやらローストやら蒸し鶏やらを好きなだけいただいてきました。別料金なしでデザートもバイキングに含まれていて、名物扱いらしくこちらもクオリティ高し。平日のみですが今月中のみ900円(平常時でも1,000円)でいけてしまいます。久屋近辺で働いてる人なんかは、午後寝てもいいときに行くといいです。
でライブのほうは、普段マイクロコルグ+カシオトーン2台+エフェクタ各種+パーカッション+鉄琴+木琴+…とゴチャゴチャやるところを今回は基本アコギ2本+α(竹串、ウクレレの背、etc.)に絞り、意外にちゃんとまとまって割と好評をいただく結果に。イス2脚と小さな台があれば完全アンプラグドでどこででもやれるようになりました。カフェでも書店でも使えるログメンをどうぞよろしく。しかし自分らの前にやったHADAさん+Keiさん、いろいろ衝撃的でした。
XYZ「XYZ」

本日のレビュー:XYZ「XYZ」

二井原実と橘高文彦らが組んでいるXYZ→Aに「→A」がついたのはこの人達のせいだったというアメリカのバンドの89年作。リリースはENIGMA。プロデュースがドン・ドッケンというのがミソで、ハスキーながらややトニー・ハーネル的なうわずり感のあるシンガーの声質も相俟って、HM/HRのちょうど「/」の部分という感じの絶妙に湿ったポップメタル。メロディ度3割増のSKID ROW、そのまんまDOKKEN…などいろいろよぎりますが、聴き進んでいくとおおむねサイクス以降のWHITESNAKEですね。GOTTHARDの1stのもうちょっと能天気なやつを想像していただければだいたいそれです。メンバー4人共ルックスもいいし、当時は「彼らこそこれからの…」みたいに言われたことでしょう(2年後のセカンドは全然売れず)。ギタリストは当時の水準からすると並で、WINGERほどの我が物顔で時代を乗っ取るようなクレバーさには及ばず、ポッと売れて終わったのもまあ納得ではありますが。ガチゴチのメタルまでいかず、スリージー系で適度に湿ったやつを探すのは案外難しいので、そんなのが好きな人にはかなり良い出会いになると思います。
ただ異常に低音がないサウンドプロダクションは解せない。この頃のメタルにはよくある現象だけど、どうしてこうなるのかな。ベーシストかわいそう。