SCSIDNIKUFESIN

14 Aug, 2011

▼日記が週報になってしまってますが生きてます。金曜から火曜まで夏休み中です。ただし(個人的な)やることは山積していて、さー初日からさばきまくるぞと意気込んだ金曜朝からいきなり平熱+0.4度の微熱が。
こういうとき、回復したいなら休むのが一番早いとは思いながらも事前の予定通りに過ごしていたところ、途中に発生した「冷房の効いた部屋でふんだんな飲み物とともに何もせずゆっくりする」という時間(於・ヨメさん実家)で一発で楽になり、その後は普段どおりシャカシャカ動いています。あ、普段はどっちかというとタラタラですが。
▼その後ヨメさんを実家において、しばらく行けていなかった千種Rへ。最後に行ったときは汁なしだったから今回はつけ麺と決めていました。夏らしく。着席して、セルフで汲んだ氷水をグイッとやると、しばらくして更に頭がスーッと楽に。
…なるほどロクに水分も摂らず、クーラーの風の届かない自室で扇風機だけで暑さをしのいでミックスに没頭したりしてたわけで、脱水症状か熱中症的なもの(の凄く軽く済んだやつ)って本当になるんですねとこの時はっきりと認識した次第。普通に暮らしてても条件が揃えばなるもんですね。症状が出ないまでも血液ドロドロになってる疑いはありますから皆さん、水分は摂ってください。
で久々のRは、やはりグレイトでした麺が。どこよりもツルツルした口当たりの麺はぽん酢を浴びてもうキラキラして見えて(思い込み重症)、噛めば熊ハリボばりの強烈な押し戻し。だがしかし粉っぽさや芯などは皆無で、麺一本一本が小旅行の如き充実感。なんか大袈裟に書いてますが、感触の記憶が薄れながらも他の店の麺を食べて「いや、Rはもっと凄かったはず」と思い続けてきたその期待(時間を経るにつれて実際を上回るものになりがち)をまるで裏切らなかったのだからこれは本物だと思います。ただつけ汁はやたらノドにくる辛さで、以前はもっと魚粉でゾロゾロしてた気がするけどそれがなんとなく薄めに感じました。気のせいかもしれないですが。手順間違いを適当にごまかそうとする助手のオバチャンがかなりの不安要因なので、前いた目つきの凄い人に戻ってもらいたい。
▼あとは自分の実家に行ったり、録音物のミックス作業等々の頼まれ事を進めたり、STIFF SLACK横ABSENTEEで油を売ったり、ぜんぜん告知してなかったですが再来週火曜の23日に得三でライブがあるログメンの練習をしたりしてとりあえず夏休みの5分の3が終了しています。ログメンは今回、新曲がまったく増えていないなどの建前から、アコースティックデュオとして登場します。ただし隠しきれない卓上の各種小道具といった具合。たまに客演させてもらうHADAさんと今回は普通に対バンなのでニヤニヤして見ようと思います。
IMMOLATION「MAJESTY AND DECAY」

本日のレビュー:IMMOLATION「MAJESTY AND DECAY」

このサイトのレビューでここ1年以内くらい猛烈にプッシュしているUSブルータルデスの古株・IMMOLATIONです。2010年作でリリースはNUCLEAR BLASTから。METAL BLADEで頑張っていた時代から途中OLYMPIC、LISTENABLEなど更にガチ度の高いマイナーレーベルを経て、今回ひさびさに大手NUCLEAR BLASTに拾われたわけですが、内容的にもワンステージ上を目指したのか、恐怖をともなう疑問符の嵐みたいな強引な作曲がやや影をひそめて、メジャー感を意識している感じがします。やけに腑に落ちるメロディ、腰を折りすぎないリズム(ただしドラムパターンの詰め込み方はやっぱり異常)。日和ったともいえるし、「より開かれた」と思うこともできる微妙なライン。
ただしそのへんによくある、ツルッとした合成品のようなデスメタルとは依然天地ほどの違いがあり、ブルータルデスの一番奥まった気色悪い部分をこれでもかと白日のもとにさらす腕さばきには老舗ならではの信頼感と深みがガンガンあります。ある意味、「わかりやすいデスメタル」という(実はそれ自体壮絶にパラドキシカルな)単語の並びを具現化しようとしたら、キャッチー&高性能を突き詰めた近頃の若手じゃなくてこっちに行き着くのかも。鬱屈路線を続けてくれても幸せだっただろうけど、レーベル移籍を機に一石を投じてくれて、具合よく仕上がったアルバムを出してくれたのは個人的には前進です。