SCSIDNIKUFESIN

13 Jul, 2011

▼ここ数日で急にfacebookづいてしまって、というのもfacebookの利用を推進する側の理解が仕事で必要になったからなんですが、まずは実践ということでバンドのfacebookページのカスタムトップ画面(別サーバ必須でいろいろかなり面倒)を作り、更にはこの日記にも個別記事ごとの「いいね(Like)」ボタンが埋め込まれました。マーティ・フリードマンが「速く弾ける限界は人に見せちゃいけない、それはかっこ悪い」みたいなことを昔ヤングギターのコラムで語ってましたが私のITスキルはこれで限界です。
さておき、アカウントをお持ちの方は、人に勧めたいと思っていた盤が登場したときなどにポチッとやっていただけると、あなたの友達のニュースフィードにも日付・アーティスト名・タイトルとリンクが流れます。発信元がただのウェブページなので、それ以降勝手に「今日もクソ暑い」などと私のウンザリさせるつぶやきが流し込まれることはないのでご安心を。
逆に、バンドのほうのライブ情報をわざわざ自力でチェックするのがめんどくさいという人は、DOIMOIのページで一回ポチッとやっていただければそれ以降耳よりニュースは勝手にお手元に届きます。なんかいろいろ便利ですね。巷がfacebookでギラついてる理由がようやく分かりました。かたやようやくハッシュタグを覚えて全然そそられないツイートを毎日無駄に繰り返してる前の会社の社長、元気かな、というか元気じゃなくならないかな早く。
TOUCH「TOUCH」

本日のレビュー:TOUCH「TOUCH」

メロハー/AOR幻の名盤として語り継がれる有名な1枚。その後リイシューも何度かされていたように記憶していますが、MUSIC FOR NATIONS盤を先日見つけて買ったのでした。
もともとは80年にATLANTICからリリースされたもののようです。内容を語るにあたって、「単刀直入に、JOURNEY・FOEIGNER・BOSTON・STYXのどれだ?」と問われるならば、ちゃんと聴いたことないけどたぶんSTYXだと思います。アナログな風情を残すシンセが多めに入っていて、叙情性の質もいわゆる胸キュン系ではなく、CAMELとかみたいにヒョーッと宙を漂うような雄大さ(?)をうっすら感じさせます。一方でニューウェイブの躁な感じやハードロックのエッジはよく効いていて、総じてASIAとNIGHT RANGERの微妙な中間点という印象も。
個人的にはなぜか曲やフレーズ単位であんまりグッと来るものはなかったですが、当時なりのシュッと鋭く的の絞れたアレンジワーク、トータルサウンドプロデュースは確かに、その頃の流れに身を置いていれば「なんか凄いの来た!」と思っただろうという感じです。JOURNEYに感動し、SURVIVORで衝撃を受けて「そうか僕は私はメロメロ産業ロックが好きなんだ」とその道に入信した人にとっては、さほど必死に探さなければいけない品ではないかも。GTRその他の「プログレハードど真ん中」を求める向きに。