SCSIDNIKUFESIN

10 Jul, 2011

▼一昨日の昼は近くの古味煮亭へ。12時20分過ぎに入ったらほとんど満員で、かろうじて相席。Aセットを大盛りコールなしで頼んだけど、ツレに「大盛りって言わなかったでしょ?」と確認したら、そんなの全然気付いてなかった様子。体型がそろそろヤバイんだ。
いつになく、たぶん20分くらい待った。その間にも学部1~2年生風のよく食いそうなのがどんどん入ってくる。先にいた隣の相席客(男一人)も僕達が来るまでによっぽど待たされてるのか、時計代わりの携帯と厨房とテレビを落ち着きなく交互に見てる。ようやく僕の注文したAセットが最初に来たけど、おばちゃんも混乱してたみたいで、誰に出していいか分からない感じで無言で置いてった。いつもは愛想いいのにな。
と、横の相席客がそれを何も言わずに自分のとこに持ってってガツガツ食べ始めた。注文被ったんか。ほどなくしてツレのカツ丼と、僕の日替わりランチ…
隣の相席客、なんか手が止まった。何が起きたのかたぶん僕も同時に気付いた。即効で謝り倒された!食べかけたから揚げを、食べかけたご飯の上に乗せて、僕の手元のまだ手をつけてないご飯とから揚げ(日替わりとAセットは運よく両方からあげが入ってた)と取り替えればいいよねって話になった。スマートな解決策が存在してたのが救いだった。相席客、待ちすぎて、先に出た皿が自分のだって思ったのかな。にしても見りゃ気付くだろうに、初心者か。一人でしれっと来てる割に。さらに気の動転が収まらなかったのか、「時間ないんでこの豆腐もあげますホントすいません」とかまくし立てられたけどそこは遠慮しといた。
相席の男が頼んだ日替わりランチの内訳はチキンカツ・からあげ1個・コロッケで、当然作り置きなんてあるわけない状況だったから出来たてでむちゃくちゃ熱かったはず。しかも字面じゃ伝わらないだろうけどパーツパーツがでかくて量は多い。20分以上は待ってありついたはずのそれを、6分くらいで食べきってた。口ん中、高温の揚げ物の衣でボロボロだろうな。伝票まで3人分一緒になってたけど、レジのとこに500円置いておばちゃんに声かけて猛ダッシュで帰ってった。ツレと二人でとにかく引いた。
隣の席の彼(ら)がこんなブログやツイートを書いてるんじゃないかと思うと、これからどうやって生きていけばいいのか分かりません。鶴舞公園を全速力で横断して、12時56分にギリギリ自分のイスに戻れました。まだ歯グキの変なとこがデロデロしてます。あの彼(ら)、本当に申し訳ない。
カオティックガールシンドローム「CHAOTIC GIRL SYNDROME」

本日のレビュー:カオティックガールシンドローム「CHAOTIC GIRL SYNDROME」

トゥラリカのタクミ君が在籍する(かつてはcinema staffのベース氏も在籍した)ナードコアトリオのフルアルバム。裏7586の援護を得ての自主リリースです。
名前を聞きたての頃、myspceでちょっと試聴した分には、NICE VIEWがニューウェイブ~サンディエゴポストコア風の底ヌケ愉快犯と化したみたいな印象で、こんなバンドが普通に大学のバンドサークルで活動してるものなのかと、名古屋のこの手の界隈の成熟ぶりと若い世代の末恐ろしいポテンシャルにほえーっと思ったものです。
その後直接の面識を得て、ギターボーカルのダイスケ君が別でやっているピーターフォーク(やたらツカミのでかいB級フォーキー・トイ・歌謡)での安定した芸達者ぶりも見知ったうえで、聴かせてもらった今回のこのアルバム。形質的にはGUYANA PUNCH LINE~PRETTY GIRLS MAKE GRAVESあたりの雰囲気をスカミーに半壊させたようなところ(ノリがハードコア風なのでそういう感じがしますが、実際のルーツはもっと昔のニューウェイブである様子)をベースにしつつ、どこぞの音頭のようなリズムやら、競馬のファンファーレやらも随時登場。高圧的なインテリ性は一切漂わせないながら、実はいろんなものに造詣が深いこととか、その中から「人間が高揚する音楽的事象」のいい部分を取捨選択して並べ替える感覚に非常に長けていることはしっかり確認できます。
シンプルな紙ジャケ(2つ折り正方形の3辺が閉じて1辺が開いている)も好印象。ポップな配色にピンと来て正解。汗と拳が飛び交う世界より断然インドアインディフォークのお隣さんです。