SCSIDNIKUFESIN

31 May, 2011

▼今日は学生時代にやっていたバンド・ガニオテの4人中3人(岐阜県在住のヴォーカル今津君以外)で突如スタジオ入りしてきました。
2003年に活動停止以来、2007年に身内イベントみたいなので一度演奏したっきり猛烈にひさびさで、事前の復習も割と中途半端なまま臨んだ割には、あやふやなリピート回数なども意外に覚えていて予想以上の完成度(再現度)。だがしかし、活動停止後も普通に現役バンドマンとして何年かやってきて、前はなかった余裕が生まれたりしないかなとか抱いてみた自分への期待は全然達成されず。むしろ昔考えたこのリフ冴えてたな~とか、このAメロBメロによくこのサビつけられたなとかダメな感心ばかりで、今もしっかりせねばと却って勝手に尻が叩かれた次第。
とりあえず大変いいバンドなので、瞬間再結成ライブでも催した折には見に来てやってください。たぶんどこかでやることになると思います。
▼いつもDOIMOIでは6弦のみ1音または2音下げてますが、ガニオテでは全弦2音半下げであり、久々のデスメタル感を楽しんだというのはまた個人的な感想。JC-120のプリアンプをすっ飛ばして裏側のパネルのRETURN端子に直差しするというやつを、今メインで使っているMI AUDIO TUBE ZONE(※リンク先はマイナーチェンジ後のモデル)で試せたのにも満足。がっつりアンプライクな歪みが出せました。JC-120にガマンできなくてプリアンプ並みのコントロールを備えた歪みペダルを持ってる人はぜひやってみてください。
▼練習後、近かったので最近行ったばかりの富良野を再訪。しかも前回は病み上がりで鼻の調子が6割程度だったため、立て続けにまたグリーンカレーヌードルを注文してしまいました。野菜はもうちょっと柔らかいほうが嬉しいしアブラはやっぱり要らないけど、グリーンカレー味で満腹になれる機会はあまりないので今後もちょいちょい重宝してしまいそう。辛さは大丈夫。ドラムのトダさんが頼んでいたつけ麺は、らけいこよりやや細めの麺がみっちり密集して凄い体積があったみたいで(つけ汁は濁ってない醤油ベース+酸味系のやつ)、そちらもいずれ試したいところ。
VISION OF DISORDER「IMPRINT」

本日のレビュー:VISION OF DISORDER「IMPRINT」

(日記からの続き)後期ガニオテにちょっとだけ影響を与えていたこのバンド。THE UNDERCURRENT山崎さんの新バンドもデイヴ・サーディによるUS録音から帰ってきたということで同じく御大プロデュースのこの2ndを。98年、リリースはROADRUNNER。CONVERGEなどと同じく、メタラーは変わったメタルとして、ニュースクーラーは気合の入ったハードコアとして聴けるというありがたい極悪ハードコアです。近頃のその手のバンドはやたらアーティスティックに攻めてくることが多いですが、この盤はひたすら発汗発汗また発汗。最近ご紹介した裏DESTRUCTIONにも通じるような刻みの細かい変則グルーヴが主戦力になっていて、BPMはそこそこなのに、粘度の高いリフと相俟ってのまくし立てられ感が凄まじい。たまに入る普通声パートも、いかにもな泣きフレーズとかじゃなくて好感度大。そういうときの声がちょっとQUICKSANDぽいですね。
ここでのデイヴ・サーディのサウンドプロダクションというのがまた異様。バスドラのブチッと鋭い切り込み具合はいつもの御大らしい音作りですが、その他のドラムのアンビエンスをほぼ殺し、スネアのパコパコとしたアタックも最短、コ~ンという余韻はゼロ、歪んだスナッピーの音でわずかに引っ張って定位感をかせぐというやり方。タイトでロウで恐ろしく野蛮です。ギター・ベースも超高域がギツギツしない極太濁流サウンド(おっと...)。全パートの音を振動源の5cm以内で聴いたかのようなこの全力感、単にラウドに仕上がってるだけとは違います。マジック。