SCSIDNIKUFESIN

26 Apr, 2011

▼そういえばこの前の日曜に、先日突然ハードディスクを読み取らなくなって病院送りになったPCが戻ってきてます。WINDOWSが立ち上がらなくてオロオロしてたはずだったのに何故かDドライブが新品になって返ってくるという不思議(※このPCのCドライブとDドライブは物理的に分かれている)。まあいい...。
とりあえずLENOVOのミニノートで数週間無理やり過ごしたあとで元に戻った今、鼻が詰まったりすると今まで呼吸をしていた事に気付くバンプばりにPCがハイスペックであることがとても幸せだということには気付きました。ハイスペックなPCというものはズバリおすすめです。
ENCHANT「JUGGLING 9 OR DROPPING 10」

本日のレビュー:ENCHANT「JUGGLING 9 OR DROPPING 10」

先日のUstイベントでも「インディロッカーに勧めたいメタル」の中で好評だったバンドのひとつENCHANTです。こちらは2000年作。このパーッと風が抜けるような高揚感は何なんだろうなと思いながらずっと聴いてきましたが、「YESのそういう感じを醸し出そうとしたらAORになっちゃった」という図式なんじゃないかと、冒頭曲のAメロあたりで気付きました。スティーヴ・ペリー似のヴォーカルも幸いして(?)。奇数拍子や複雑なキメ、ギターのクリーントーンの混ぜ込み方はRUSHが色濃いですね。メタルの存在感はさほど根深くなく、QUEENSRYCHE~DREAM THEATER系のプログレメタルバンドとはかなり感触が異なってとにかく常にどこか冷涼です。それがたまに98年くらいのエモとポストロックが渾然一体としていた頃のバンド群を思い起こさせたりもするという寸法。以前ご紹介したFATES WARNINGはもともとはガチな正統派メタルですので、バンドとしてはこっちのほうが更にマイナーですがオススメ度はより高いです。
けっこうな枚数リリースしていて、特にオススメは03年リリース「TUG OF WAR」93年の1st。一時期DREAM THEATERの「AWAKE」に感化されてダイナミック&オーガニック路線に行きかけていた頃だけ若干いまいちでしたが、今回ご紹介のこれはその時期を脱してます。