SCSIDNIKUFESIN

本日のレビュー：IMMOLATION「CLOSE TO A　WORLD BELOW」

ここ数ヶ月で急に大好きなデスメタルバンド上位に躍り出た（きっかけはこのアルバム）IMMOLATIONの00年作。やはりグレイト。何か間違ってない？大丈夫？と確認したくなるような不安感を駆り立てる異様なテンション。ブラックメタルとブルータルデスの間をいく邪悪で荘厳で逸脱したリフワークと、拍が字余りでもフィルインが強引すぎてもとにかく押し通すドラミングのえげつなさよ。いわゆる誰々系におさまることなく（強いて言うならINCANTATIONとは近い路線）、自信満々に我が道をいくさまが最近のSEPULTURAのようでもあり。狙いすましてニッチを選択するというような中途半端な狡猾さをいっさい見せず、ジャンル愛も漂わせながら（どこからどう聴いてもデスメタルの一番美しい部分を踏襲している）どこまでもオリジナルでいるとは素晴らしい。