SCSIDNIKUFESIN

19 Mar, 2011

本日の収穫、バーゲン初日のサウンドベイ金山にてMAGMA「EMEHNTEHTT-RE」、BARON ROJO「LARGA VIDA AL ROCK AND ROLL」、SIR LORD BALTIMORE「KINGDOM COME / SIR LORD BALTIMORE」、TESLA「FOREVER MORE」、以下100~300円でSTEVE VAI「ALIEN LOVE SECRETS」、BOSTON「WALK ON」、PLATYPUS「WHEN PUS COMES TO SHOVE」、AEROSMITH「LIVIN' ON THE EDGE」(シングル)。それと計画的に居合わせた友人M田君に保護してもらってあったSEPULTURA「NATION」(ボーナス入りデジパック)、BERNIE MARSDEN「LOOK AT ME NOW」。
▼好収穫をかかえてそのままちょっとひさびさの鶴舞ラディッシュで昼食。ランチはハンバーグとプレーンオムレツのカレーソース。相変わらず何を食べても外したことはないです。調子にのって小倉トーストも追加、今日はバター具合が最適でバランスよかった!しかし外食全般で利用客が減っているとtwitter上でも見かけていましたが、いつも満席・待ち有りの繁盛ぶりなのに今日はどことなく余裕がある感じでした。無意味な共倒れはいかん。
▼その後練習を経て、ひさしぶりのDOIMOIライブ。何がよかったのか分からないけど演奏しながら「こーりゃ、いいな」という実感が得られたライブでした(ただし「これはひどい」と思いながらやった演奏をホメられたりするので、クオリティには無関係だったと思います)。お客さんも大勢来てくれたし楽しかったなー。THE CAVITYはTHE GET UP KIDSみたいなスタイルに変則展開を加えたようなこだわり派エモ。3年振りくらいに見た6EYESが、同じ土俵にあがるのが申し訳ないくらいかっこよかった...。土屋さんのカリスマ度は、この人がカリスマなのはもうしょうがないよね。というレベルの説得力。CONVEX LEVELは出所不明な音楽性がいつまでも古びなそうな今日性をもつ、超ユニークな存在感のバンドでした。DISMEMBERMENT PLANや31KNOTS的とも思えるトリックが仕込まれた屈折チューンの応酬。
大いに楽しんで、サクッと片付けて帰宅。今日も新しい天変地異はなかったことを知って安心。いつものABSENTEEで月曜に何やらチャリティーイベントが企画されているとのことで、これから仕込みをします。
BOSTON「WALK ON」

本日のレビュー:BOSTON「WALK ON」

全国どこのブックオフでも見かけるこのアルバム、駄盤だと思っていませんか??とんでもない!BOSTONは由緒正しいUS産業ロック界のジャイアントです。2ndと3rdの間が8年空いて、そこから更に8年を挟んでの4thが本作。作曲からエンジニアリングまで全てをギタリストのトム・ショルツが掌握していて、ブックレットにはヴォーカル録りに使ったマイクやノイズゲートの機種名、更には「ハンドクラップは生身の人間によるもの。リズムマシンじゃない」「ピアノは本物のピアノ。サンプラーじゃない」などなどご丁寧に記されています。トムさんあんた、シールドも書いてほしかったな。やっぱりアメリカのスタジオはBELDEN8412なのか。端子はNEUTRIKかいな。
さておき内容は、超前向きキラキラ産業ロックそのもの。代表作1st・2ndの頃は実はメロディアス度はその後に比べるとまだ地味めでしたが、ここではプログレハードに近いスケール感とともに、意気揚々とした赤面ヴァイブスが大量発生しています。ドン・ヘンリーやTHE STORM~TWO FIRESにも匹敵。フワ~ッと取り囲むシンセとコーラス、よく練られた展開と、仕上がりはほぼ完璧なのですが、なぜこの盤がそんなに安値の中古で出回っているか?というと、たぶんアルバム中盤に入っている"Walk On Medley"のせいじゃないでしょうか。日本のFMリスナーには馴染まないハードブギーの組曲?がインスト部分多めで4~7曲目を陣取るというこの冒険ぶり。これを7~10曲目に移動させておけば名盤度上がったんじゃないのかなと思います。