SCSIDNIKUFESIN

8 Feb, 2011

▼今日は新栄アポロシアターにてTHE DISMEMBERMENT PLANの再結成ツアー名古屋公演を見てきました。いやー最高だった、想像をはるかに超えた。拍子もコード展開も歌メロも、軸が歪められるような感覚のオシャレさでデザイナブル、スマート&ウィアード。ヴォーカルのトラヴィスの、歌メロの踏み外し方とかシアトリカル・バカなパフォーマンスには若干ピーター・ゲイブリエルの影も見えたか。そしてこれまでに見た外タレの中で抜群のいい顔大賞、ベースのエリック。この人を見たかった。MARITIMEで2度見たときもノリ方が異常にカッコよくて音の方も何故かやけにドボッと太いボトム感があるな~と思ってましたが、相変わらずで最高。しかもムチムチだったのが2割くらいサイズダウンして三枚目役の映画俳優みたいになっていた。
エリックには2005年、DOIMOIの2回目のライブでMARITIMEと共演を果たしたときに打ち上げで親切にしてもらった思い出があって、今回は絶対話しかけてCD渡してやろうと目論んでいたのでした。ライブ終了後にのこのこと歩いてきたところを話しかけて、まんまと成功。しかもかなり喋ってくれました(05年のライブのときは我々の出番中に会場外にいたようで演奏を見られてないし、打ち上げで喋っただけなので当然覚えられてはいませんでしたがそのつもりだったので無問題)。我々の2枚のアルバムのタイトルやアートワークを見て「何、ドイモイはメタルなの?SLAYERみたいな?」と(メロイックサインつきで)言うので「そうそう、それでFOREIGNERみたいに歌う」と返してみたら「FOREIGNER?『Doule vision~』って?じゃ多分QUICKSANDみたいな感じだね」と完璧に気の利いたコメントをもらいました。さすがいい歳したアメリカ人。
会場をあとにして、居合わせた大学時代のサークル仲間の面々とココイチを食らうという超久し振りな展開を楽しんで小雨の中帰宅。平日の良いライブは週の中休みの祝日に匹敵いたします。しかしもっとやってくれればまだ何曲でも見れたなあディスメン。
FOREIGNER「HEAD GAMES」

只今のBGM:FOREIGNER「HEAD GAMES」

(日記からの続き)こともあろうにディスメンが今1枚も手元になく、FOREIGNERもルー・グラム時代で「DOUBLE VISION」だけ持っていないので、以前も登場しましたがフェイバリットなこの盤を。ルー・グラムのハード&ソウルフルな熱唱は若干ドライ気味の作風にばっちり合います。ポール・ロジャース在籍末期BAD COMPANYがメロウなメインストリームポップスじゃなくてBOSTON方向に進んでいたらこうなった、という感じですね全体的に。たまに混じっているロッキンなだけのつなぎっぽい曲もいい風情。JOURNEYのようなパンチは期待しちゃいけませんが、良質の辛口産業ロックです。
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