SCSIDNIKUFESIN

7 Feb, 2011

▼昨日の日記が土曜日の出来事で長くなりすぎたので、ドミノ式に今日は日曜の出来事を。といっても大したことはほとんど何もしてませんで、昼行った店のご報告です。千種の坂を西に下りきって少し入ったあたりに前からあるなと思っていたcafeバビューを初訪問。古そうな家具と小物で揃えられた内装(天井・壁も含めてけっこうガッツリ費用かかっている感じ)で、絵本やカルチャー誌がズラズラ並ぶ本棚(この手の店の定番なのでしょうか、しかしniro cafeの本棚のサブカル度は凄かった)もあり、「カフェ女子の夢」を固形化みたいな店でした。しかしランチは意外と量も食べ応えもあり、+50円の大盛りで私の胃でもOKなくらいに。シャレオツ気分を味わいながら長居したいカップルとかにはいいんじゃないでしょうか。ドリンクは別。
▼明くる本日、朝から信じられない訃報が。58歳とは若すぎませんかい旦那、マシュマロマンだと散々バカにしてすいませんでした。ゲイリー・ムーアよ安らかに。まともに聴き込んだのはベスト盤とTHIN LIZZY参加音源くらいという薄いリスナーではありますが、唐突にいなくなられると悲しいです。
THIN LIZZY「BLACK ROSE」

只今のBGM:THIN LIZZY「BLACK ROSE」

こんなときくらい珍しくSKID ROW(セバスチャン・バックのやつではなくてゲイリー・ムーアが70年代にやっていた方)でいこうかと思ったものの、やっぱり気分的にあんまりトリビュートにならなかったので聴き慣れたこちらを。THIN LIZZYでフィルの存在感以外の「ぽさ」の核が実はブライアン・ロバートソンだったことはWILD HORSESで明らかになっているので、これも結局あんまり相応しいチョイスではないのですが。
「マシンガン・ピッキング」と呼ばれたトレードマークの速弾きはTHIN LIZZYではそれほど炸裂してないですが、その片鱗を伺わせる演奏はそこかしこに。ただ速いのではなくて、異常なクリアさが鋭さを際立たせてこその「マシンガン」であることです。それでいてこの弾き倒し感を醸し出す熱気。巧いギタリストのひとつの理想形なのかも知れんとこの歳になって気付きました。きっと違うけど暑苦しく粘っこいリッチー・コッツェンなのか。
このアルバムはしかし何といっても"Sarah"がいい曲。フュージョンAOR風の優しい歌ものです。大学時代に学祭限定のコピーバンドでやったけど、生きてるうちになんべんでもやりたいですねこれは。ひとクセありつつビートロッキンな"Waiting For An Alibi"からの流れの素晴らしさは2011年の今さら敢えて言うに及ばず。
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