SCSIDNIKUFESIN

19 Jan, 2011

▼そういえばここで全然告知してなかったですが今週末HADAさんのバックバンドでこれに出ます。
1月22日 (土) 名古屋 新栄 アポロシアター
裏7586プレゼンツ「山折りdeナイト」de新年会
17:00開場 / 17:30開演
HADA, カオティック・ガール・シンドローム, ジョセフ・アルフ・ポルカ, ジョンのサン, kamitani+yodo, THE ACT WE ACT, 旅行気分, トゥラリカ, DJ WHITESHOCK(from 6eyes), DJ UNPOMN(from DzzZooO), and more
前売1,800円 / 当日2,300円
今回はレコーディングで叩いていた松石ゲルさんも参加、ジョンのサン神谷君と私とで、ベーシックトラック組が揃います(このメンツで録ってトラックダウン→マスタリングまで済んだものに急遽Keiさんのギターとまっち君のコーラスを入れてアルバムは完成しました)。当然練習は現地でのリハのみ。しかも新曲をやるらしいのだが...コード進行だけが知らされていて、イメトレの術すらなし。お楽しみに!!震える。
SEPULTURA「AGAINST」

本日のレビュー:SEPULTURA「AGAINST」

今、個人的に空前のSEPULTURAブーム中です。もちろんデリック・グリーン加入以降。強靭さと洗練が究極の高みで合体した「NATION」をずっと推していた私ですが、以前友人に「『AGAINST』が一番」と言われて聴き返している次第です。
98年リリースのこのアルバム、前作「ROOTS」で円熟を見たトライバルグルーヴメタルをマックス・カヴァレラ(Vo./G.)が脱退ついでにゴッソリ持ち出して、何が残るかと思ったら、ノイズ志向の危ないギターワークと、ダウンビートを使いこなすディープなエスニズム/プリミティズムにまみれた、野蛮極まりないハードコアメタル。更に新加入したアメリカ生まれの黒人シンガー、デリック・グリーン(Vo.)がうっすら漂わすラガテイストと相俟って、やたらとグローバル感あふれる異次元サウンドが拓けてしまった記念すべきアルバムであります。
この次のアルバムからは細部までピシっと意思のこもったシェイピングがなされるようになってそれはそれで最高にかっこいいのですが、ここではまだ柔軟さがあるというか、発生したての固まりきらない感じにどきどきします。和太鼓との共演もありがちな安っぽさを見事に回避して、THIRD EAR BANDばりのドロドロ感につなげるという大人の匙加減。とにかくメタルとしては異例なまでに心の広い作風になってますので、ボーダーレスな聴かれ方をしてもらいたいところ。
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