SCSIDNIKUFESIN

24 Dec, 2010

▼まず昨日23日は、新宿NINE SPICESにてDOIMOIのライブでした。私以外のドライバー陣がどんどん高速移動に慣れてきて、東名に乗ってから脱出までものの3時間半程度。
順調にリハをこなしたあと4人全員でラーメン二郎・歌舞伎町店へ赴き、「全マシ・麺カタがおすすめ」というAS MEIAS塚本さんのお導きにほぼ従って、ニンニクのみ少なめであとは全マシをコール。いやー、うまかったですわ。前回うっかりデフォルトを頼む羽目になってしまった目黒よりもヘタすりゃ良い印象。ただし大量の背脂にヴォーカル二村は完全に腸を破壊され、ライブ会場まん前のダイコクドラッグに買いに走ったストッパでなんとか正気を保っていたそうです。あと私は、量を減らしたとはいえここで結構なニンニクマンと化してしまったので、その後ライブ会場で話をした人には影響が及んでいたことと思います。すんませんした...。
今回は新曲を3曲投入したわけですが、見に来てくれた塚本さんからは「もっとザクザクが欲しい」と、伊藤さん(NINE SPICEブッキング/killie)からは「メタルっていうよりRATTとかのハードロックになったね」との感想を頂戴。自分としても変化があったつもりなので、多少残念というニュアンスが混じっていたにしても納得の意見です。次はRIDDLE OF STEELの「GOT THIS FEELIN'」からの「1985」、MESHUGGAHの「DESTROY ERASE IMPROVE」からの「CHAOSPHERE」、FOLK IMPLOSIONの「ONE PART LULLABY」からの「THE NEW FOLK IMPLOSION」みたいに、一聴してから1.5ヶ月間くらいは期待外れに似た違和感があって、そんなはずはないと思って聴き続けるとその後強力な中毒性を発揮するようなアルバムになればいいなと考えています。
とはいえできるだけ人をガッカリさせたくはないので、あと2~3曲分くらい残っている空きにはできるだけゴリゴリなやつをブッ込みたいと思います。目標ができた、がんばろう。
▼明くる本日は休みをとりました。一日遅れで討ち入ったバーゲン中のサウンドベイにて本日の収穫、まず上前津でCINDERELLA「NIGHT SONGS」(念願の外盤買い替え)、RACER X「STREET LETHAL」、JOHN WETTON「ARKANGEL」(99年)、UGLY KID JOE「MOTEL CALIFORNIA」、MY SISTER'S MACHINE「WALLFLOWER」、金山にてOPPRESSOR「AGONY」、BAD 4 GOOD「REFUGEE」(スティーヴ・ヴァイ全面プロデュースのティーンズバンド!92年)、MY SISTER'S MACHINE「DIVA」。これでトータル3Kとはうまい買い物でした。特に、絶対叩き売り値のをいつか拾ってやると思っていたMY SISTER'S MACHINEが2枚とも買えてしまったのは最高。
昼は近所のスリランカカレー屋・コロンボにて平日限定のバイキングにようやくありつき、ロフトのメガネ屋で予算の3倍のメガネをオーダー!震えた。そして夜、事あるごとに行こうとしてはタイミングが合わないこと続きだった、近所の焼肉の有名店・眞佐可へ。「午後3時以降、直接来店でのみ予約可能」「肉のオーダーは最初に紙に書いて、それ以降は追加禁止」「どれも生のまま食べられる超新鮮な肉で激ウマ」などなど特殊な条件の揃った店です。焼き具合まで細かく口出しされることがあるという風評もありましたが、現在は別にそんなことはなく。頑張って注文した「ヒレ」が異次元の食い物でした...あれは生食を推奨されますけども、表面だけが軽くザクッとする程度に炙ってからいくと、中のやわらかさとの対比がえらい事になります。名物といわれる塩ロースや定番のカルビよりも、経験したことのない甘みをもつ牛ホルモンに感動。贅沢しすぎず米で満腹感を得るつもりなら、2人で5~6皿でも全然充分満足します(少なくオーダーしようとすると「一人4皿程度が目安ですよ、追加注文はできませんので」と店の人に言われますがそれは気にしないこと)。今がそのとき、TODAY IS THE DAY!!というタイミングに是非一度訪れてみてください。
MY SISTER'S MACHINE「DIVA」

本日のレビュー:MY SISTER'S MACHINE「DIVA」

デビュー前のALICE IN CHAINSやGRUNTRUCK、SCREEMING TREESなどにメンバーの出入りがありつつ、日本での知名度は低めだし多分そこまでオーヴァーグラウンドで成功していない、シアトルグランジの重要バンドの92年1st。音のほうは若干ハードロック的な軽さ/明るさもありつつゴワンゴワンとうねりまくる、PEARL JAMやALICE IN CHAINS(歌い方はレイン・ステイリー似)みたいなそっち派とTESLATHE ALMIGHTYあたりのこっち派の中間をいくようなタイプ。KING'S Xとツアーしたというのも納得で、そう言われると鬱ムードとパワーのバランスはATOMIC OPERAなんかにも近い。今やグランジ・クラシックスとしての馨しさを放っているとともに、90年代初頭HM/HRのグランジかぶれ組にこそ骨太ロックの本質があるじゃないかという賢明な向きに積極的におすすめしたい内容。これは本当にいい買い物をしました。