SCSIDNIKUFESIN

25 Nov, 2010

▼ひきかけの風邪を素早い対処で撃退して達成感。誰とも共有できない。ここ数日は何かにつけHADAさんの「出発」からの曲が脳裏を去来します。たぶん名盤だと思いますこれは...。来月25日、KDハポンでのワンマンに私も参加することになって、年末は22日ログメン(KDハポン)、23日DOIMOI(新宿NINE SPICES)、一日あけてHADAさんと連続ライブ週間になりました。その時期に何かで指挟んだりしないように気をつけようと思います。
そしてそんな頃サウンドベイのバーゲンがあると思いますが今年は何日スタートでしょうか?最近は500円棚が真っ黒(あやしいメタルCDの背帯で)なので何としても行かねばならない。
Q AND NOT U「DIFFERENT DAMAGE」

只今のBGM:Q AND NOT U「DIFFERENT DAMAGE」

昼間急にこのアルバムのことを思い出して、今聴いています。DISCHORDのホープ(当時)による、若手系エモと旧来のポストコアとニューウェイブ/ダンスパンクを思いがけない離れ業で連結させた2002年の大名盤。当時はいきなりダンサブル方向に振れすぎて面食らったものでしたが、ニューウェイブのステレオタイプを再現して完結することなく自前の引き出しから面白いことをやっていて、久しぶりに聴いても凄くいいアルバムです。リズム・歌メロ・音響工作、すべての面にばらまかれたフックが有機的な楽曲としてつながってストッと入ってきてしまうこの消化のよさと奥行きの深さ。かつ各曲はワンテーマ提示したくらいで終わる簡潔な構成で、アルバム全体の流れには何か一貫した意思を感じるという。ワシントンDCスタイル云々という文脈性はさておいても、インディロック史に残るプログレッシブな怪盤として普通に評価され続けていってほしいアルバムです。
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