SCSIDNIKUFESIN

23 Nov, 2010

▼一番に書きたいことをぐっとこらえて時系列。新PCに移行してからまだちゃんと使っていなかったCubaseが、VSTプラグインのせいでソフト自体起動しなかったり、サウンドフォントをうまく読んでくれなかったりして朝一番から対策にひと苦労。64BitのWINDOWS7にいきなり移行するのはまだ少々勇気のいる行為のようです...とりあえず困ったら右クリック→管理者から実行、で次のステップにいけることが多いです。サウンドフォント関係は、使いやすかった「sfz+」がどうにもダメで(海外のフォーラムでも同じ質問をしてる人がいて未解決)、謎の挙動をすることがあって避けていた「VSTSynthFont」に戻して何とか問題クリア。ハイテクてのは最初が凄く面倒だ。
▼昼は金山のインドカレー屋「カシミール」へ。2種類のカレーとライス、ナン、サラダ、スープ、タンドリーチキンが取り放題という凄いシステム。ただナンの味がほとんどパンで、チキンの充実感はあったけど近所の「ムガルパレス」がやっぱり名古屋市内インドカレー総合トップの座を守り抜いています。
▼夜は今池ハックフィンにてCLIMB THE MINDのレコ発ワンマンを見てきました。今日はこれがメイン。凄い盛況で、あとから聞いたら150人くらいはいたとか。前半はまさかの&納得の「ほぞ」全曲再現。CDを聴き込むようになってからずっと待っていた瞬間がようやく来たという感じで、その場にいた全員がそうだったと思います。MCは「ありがとうございます。続きをやります」だけを何度でも。曲間に丹念なチューニングをはさみながらゆっくり進行した中で、ハイライトだったのはやっぱりタイトルトラックでしょうか。1年以上前のライブで「新曲やります」といって披露された姿から各段に「大きな」曲になっていた気がします。
全10曲を終えたところでいったん全員ステージそでに捌け、しばらくしてドラマー氏のみ登場。無言芸で魅せる山内君の代わりに饒舌に感謝のあいさつをしたのち、好評の余興をといってギターをかつぐと"僕たち私たちの投げた意思は"を会場の観客とともにシンガロング。ついでに"教えて、とろ"の長渕バージョン?もさわりだけやって、残る二人もカムバック(ここから山内君はドイモイTシャツのカスタムカラーを着用!)。"サブカルチャーエンジニアリング"を皮切りに旧曲ベストセレクションタイムに突入し、フロアの歌声も加担人数が増える一方。これからやる東京・京都公演に参戦予定の皆さんもぜひ躊躇せず合唱してください。極初期の代表曲"ロードムービー"でシメたはずが案の定アンコールで呼び戻され、残りの体力をすべて振り絞るかのように演奏された"優しいサイクルを"で大団円。
新作「ほぞ」のコメントでジョンのサンの立石君が「記憶がまとわりつきやすい音楽」と書いてますが、CLIMB THE MINDというバンド自体、いろんな人の思い入れや感情を吸い寄せて身にまとって、人間3名分よりずっと巨大な存在に感じられたようなステージでした。客電がついた瞬間に周りを見渡してみたら、男女問わず泣いている人がちらほら。アイドル的なウケ方をしてるわけでは全然ないのに、大合唱が起こって何人かは泣くようなライブをやる名古屋のインディバンドは彼らだけ。ずっと見たかったものが見れたし、素晴らしい瞬間に立ち会えてほんとによかったと思います。終演後もだらだらと居座っていたら会場内で簡単に催された打ち上げに混じらせてもらえて、ベーシスト氏が中学時代BURRN!読者のスラッシャーだったことを暴くのに成功。バンドマンのみなさんの元メタルカミングアウト、および「あの頃は××が異常にカッコよくて...」という思い出話の類はワタシが代表して承ります。手羽先やトリ串の余りをモリモリいただいて24時半過ぎに帰宅。記憶に残る一日になりました。もう寝るとします。