SCSIDNIKUFESIN

22 Nov, 2010

▼おっと長いことタメてしまった。土曜はDOIMOIで長野・松本ALECXにてライブでした。松本は普通に行くのも初めてで、今回ばかりは観光モードも入れていこうと(普段は日曜の東京というケースが多いのであんまりゆっくりできない)、評判のよさそうな蕎麦屋を調べて行ったらなかなか当たり。リハ後に入った会場すぐ上の喫茶店が輪をかけて最高で、あれはおすすめです。「珈琲美学アベ」。帰りに適当に寄ったラーメン屋はいまひとつだったけど、飛ばして帰ってきて26時前に家に着くってのはいい距離です松本。
▼そして明くる日曜、再び駒ケ岳へ。サービスエリアに忘れ物をしてきたとかではなくて(むしろわざとしてきてもよかった)、ヨメさんの実家ご一行にくっついてリンゴ狩りやってきました。今年は量は凄かったけど割れや傷み有りの品がやや多く、しかしその場で剥いてもらって食べた本当のもぎたてリンゴはうまかったなー。あと名物ソースかつ丼。行きも帰りも高速が渋滞して、何やらずっと岐阜~長野あたりをフラフラしていた週末になりました。
▼この買ったばっかのキーボード、ほんとに打ちづらいなー!
NUCLEAR ASSAULT「SOMETHING WICKED」

本日のレビュー:NUCLEAR ASSAULT「SOMETHING WICKED」

おもむろに。クロスオーヴァースラッシュの先駆けとして名を馳せたNUCLEAR ASSAULTのラストアルバムです。93年、今は亡きI.R.S.リリース(ということは現在レア)。ダン・リルカ(B./ex.ANTHRAX~S.O.D.)はこの頃既にバンドを離れてBRUTAL TRUTHでガッツリ活動中で、代わりにPROPHETという産業ロックバンドにいたスコット・メタクサスが加入しています。時流に素直になびいて、ダルッとスローダウンしながらヴォーカルラインのフックというものに注意を向けた形跡があり、パタパタ疾走するNUCLEAR ASSAULTは初期2枚くらいで充分なのでむしろこれで期待通り。問題はスピードを落としたことでいい味が出てきたかということなわけですが、「普通...」という感想。一生懸命設けたフックが別に大して響かないという図はTESTAMENTの「RITUAL」にも似てます。ファンならではの楽しみ方としては、とにかくキャーキャーとハイトーンを張り上げていたジョン・コネリーの聴いたことのない中低域ヴォーカルが聴けることあたりでしょうか。若干ドンヨリとはしてくれたけどPANTERAみたいな旧来と異質なキレを身につけてくれたわけではなく、パッとしないミドルチューンばかりやるVICIOUS RUMORSみたいな状態。それはそれか...と思える90年代初期フェチのみ頑張って探してください。意外とリードギターが達者です。