SCSIDNIKUFESIN

16 Nov, 2010

▼現在メインで使っているMESA BOOGIEのアンプ(50 CALIBER ハードウッド仕様)の正しいEQセッティングを、この前の土曜に初めて見つけ出して感動したことをそういえば思い出しました。購入以来たぶん約3年、ずっと間違っていた。普通の回転ノブ式のEQの後段にさらに5バンドのグライコがついてるんですが、ノブ式のほうが、メタリックな音作りにしようとするならおおよそ試すはずもない数字(トレブル0でミドル8!)でようやくシックリ来るんだから、そりゃそんなとこにベストポイントがあるなんて気づくはずない。トレブルが中域のかなり下の方まで巻き込んで豪快にシェルビングしてしまう性質のようでした。
METALLICAみたいになるはずと思って50 CALIBERやMARKシリーズを買ったのにまったく低域が出なくて悩んでいた人、もしいたら、今すぐトレブルとグライコの750Hzを全カットするといいです。私はたまたま練習の休憩中にそのセッティングを発見して、嬉しくなってANTHRAXのリフをガシガシ弾いていたら、外から戻ってきたメンバーに「今、ANTHRAXもビックリの音だったけどどうしたの」と驚かれました。ということで次のライブからは向かって左が相当スラッシーになります。最初にお聴かせできるのが長野・松本のみなさんですね。今週土曜よろしくおねがいします。
▼新PCの実力はまだあんまり確認できてないですが、とりあえずWINDOWS7なかなかいいです。随所に感じる円熟と進歩。オパス・アヴァントラですな。
GUNSHY「MAYDAY」

本日のレビュー:GUNSHY「MAYDAY」

95年LONG ISLANDリリース、スイス出身の5人組。良心だけは海より深く、ジャケを含むチープネスはアルプス級の凄さ...というのがとりえのレーベルですが、このバンドはもう全く問題がなくて、もう4~5年早ければ普通にBMGとかから出してもらえてたんじゃないかというクオリティを誇ります。ストレートなスリージー系とウェッティなメロハーの中間を薄味でいくタイプで、何かに似てるなーと思って聴き続けて気がついたのがキー・マルセロ加入後のEUROPE。抜群の安定度を誇ることはわかるがハートわしづかみ度はそこそこ、でも時々これは売り飛ばせないなと思わせる瞬間があるという。ヴォーカルはジョン・ボン・ジョヴィとジェフ・キースの中間のようなダーティ熱唱系で、過不足なくフロントマンのポジションをこなしています。90年代のメロハーあがり野生児風HRがツボという人ならわざわざ探して買ってもいい素材かもしれません。
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