SCSIDNIKUFESIN

24 Oct, 2010

▼知多半島の先っぽから戻りました。コダマ10、初日早めの出番だったにも関わらず大勢の方々に見守っていただきましてありがとうございました。早々に役目を果たしたあとは客として会場にへばりついていたわけですが、地元勢の好演はもちろんのこと、見てみたいと思っていたMALEGOATやTALKING DEAD GOATS"45、溺れたエビの検死報告書(大学時代に「ユーロロックプレス」で目にして以来長年の気がかりバンドでした)などがどれも最高。飲食ブースはクオリティが高く、バーベキューに混じる、初対面バンドとユニティー、ひさびさの再会、深夜にコンビニでアイス、知らない人ととりあえず話す、メタルTに反応をもらう(初日...NUCLEAR ASSAULT、2日目...CONFESSOR)、眺めがよい等々、ひとしきり充実できていいイベントでした。新栄のヌーノ・ベッテンコート=JONNY篠田君、小鳥美術館長大先生両名のギターを拝んできた後とあって帰宅後はちょっとギター練習しました。当面まじめにメトロノームの人になろうかと。
LEVIATHAN「DEEPEST SECRETS BENEATH」

本日のレビュー:LEVIATHAN「DEEPEST SECRETS BENEATH」

ああ懐かしや。BURRN!の輸入盤レビューで高得点を獲得して、しばらく専門店の白黒広告を賑わせていたmid90'sメタルのプチヒットアルバム(日本盤発売までは至らず)。アメリカのプログレメタルバンドの94年作。録音が意外にMORRISOUNDにてジム・モリス。「PERFECT SYMMETRY」の頃のFATES WARNING+TAD MOROSE(QUEENSRYCHE+SAVATAGEとは言えそうで言えない)てなB級臭のムンムンするテクニカル叙情メタルをやってます。込み入ったパッセージを多用して曲展開もデコボコしてますが変拍子とか不協和音の類は控えめで、ヴォーカルラインとコード進行を軸に聴いていける親切系。変声期の中学生に更に微量のヘリウムを吸わせたみたいな偽ジェフ・テイト声が、それなりの安定感はありながら胡散臭さの原因にもなっており、ここでVENI DOMINEの人みたいな突き抜けた素材が歌っていれば、華々しい日本デビューもあったかもと思わせます。この手の音楽性をやるにしても最近はもっと、親切でキラキラビキビキした感じのバンドが多いんでしょうが、そういうサービス過多・記号狙い撃ち系は無理という昔気質のシブ好みにはお勧めです。ただし線は細い。