SCSIDNIKUFESIN

21 Oct, 2010

20日の収穫、栄ミュージックファーストにてVIO-LENCE「ETERNAL MIGHTMARE」MECHANICからのオリジナル盤。ずっと1,800円で置いてあって、いいなーと思っていて、eBayで18ドルだったら血迷ってポチッとする夜もあるかもと遂に決心して購入。ボーナスディスクつき・ジャケに加工ありのリイシューは既に所有してるわけですが、オリジナルは長い中古ハンティング生活の中でも見たことがなかったのです。こういう品物に適正かつ手の届く価格をちゃんとつけるミュージックファーストはやっぱり信用できます(うっかり安値だったらそれはそれで嬉しいけど)。買わなかったけどドキドキする感じの入荷がたくさんありました。名古屋の中古CDショップでは珍しいポイントカード制度もあるし、未踏のかたは是非行ってみてください。
▼今週に平日がもう1日あることは完全に忘れて気分は完全にコダマモード。行く気だけど何もしてない、そもそもチケットとかあるの?というかた、2日通し券のみで4,500円となってます。バンドで取り置きも可能ですので、明日一杯くらいまでならメールいただいても対応できます。doimoi@inurokuon.comまでお名前と枚数と、最近好きなスラッシュメタルのアルバム1枚くらい書き添えていただいて誰でもお気軽に連絡ください。
VIO-LENCE「ETERNAL NIGHTMARE」

本日のレビュー:VIO-LENCE「ETERNAL NIGHTMARE」

リイシューを買ったときにも何か書いたと思うけど改めて。MACHINE HEADのG/Voのロブ・フリンがいたことでも知られる80年代末期のUSスラッシャーによる1st。初めて名作2nd「OPPRESSING THE MASSES」を聴いたときは、特にドスの効かない声を変なイントネーションで高めに張るヴォーカルのユニークさにまず面食らい、次にやけにカロヤカに高速タム回しをキメるドラムにおお~と思い、とにかく異常な焦燥感(しかも一切バタバタしてない)に圧倒された記憶があります。しかもリフはANTHRAXの流れのドライ&シャープ系で好みだし。いわゆる第3世代スラッシャーの中では非常に個性のあったバンドなんじゃーないでしょうか。
というのは散々聴きこんだ2ndからの印象なんですが、この1stも音楽的には同系統。曲によってはバシャバシャと深めのゲートリヴァーブがせっかくのドラムの妙技を隠してしまったり、全体的に相当軽めな音作りだったりして、作品トータルで見ればやっぱり2ndなんでしょうけども、より豪快につっ走る「初期作感」は確実にある気がします。変にオーヴァーダブで盛らないで、メンバーが並んで録りましたみたいな合いの手シャウトが極初期MESHUGGAHみたいでカッコいいですね。
全部通して聴いたあと改めてリイシューのほうを聴いたところ、そっちは一応リマスターになってるんですが、もともと不要なリヴァーブが乗ってるものを更にコンプでバツバツに狭くしているので、本来のダイナミクスが殺がれてただうるさいだけ。MEGAFORCEのリマスターはほんと最悪(OVERKILLとかもひどいらしいです)。心あるファンはぜひオリジナルを...といえないレアさが残念であります。2枚買いなんて俺そんなにVIO-LENCE好きなんかと相当迷ったけど、全然買ってよかった。
[amazon.com sampler]