SCSIDNIKUFESIN

18 Oct, 2010

17日の収穫、熱田のブックオフでJACKAL「VAGUE VISIONS」、バーゲン棚の無名メタル率が相変わらず凄いサウンドベイ金山にてLEVIATHAN「DEEPEST SECRETS BENEATH」、SIRRAH「ACME」、OPEN HAND「THE DREAM」。今日もこれからJACKALをレビュー行きにしようと思ってますが、最近のレビューはほんとに90年代前半にBURRN!のCDレビューを指くわえて見てたアラサー・メタラーだけのためのチョイスになっててすみませんです。この手の陳謝がたびたび書き込まれてはいっこうに何かが改まる兆しのないこの日記およびレビュー。なんとか理解する手がかりを仕込みながら書いているつもりではおりますが。最近気付いた自分の傾向は「譲歩できる範囲内ではできるだけ親切、そしてその譲歩ラインを動かす意思は基本的にゼロ」でした。
▼ログメン次回のライブが決まりました。初の名古屋市外!
11月13日 (土) 春日井 CAWA
"A Meeting By The River Vol.5"
18:00開場 / 19:00開演
ログメン, ioueee(杉山), naam', asana(soloset)
前売1,500円 / 当日2,000円
「海外渡航経験は日間賀島」くらいの感じでバッチリ春日井です。asana浅野さんにお誘いいただきました。オマケ的にioueeeもちょっとやらせてもらえるというお得な日ですので、ぜひお越しください。
JACKAL「VAGUE VISION」

本日のレビュー:JACKAL「VAGUE VISION」

90年代メタラーには懐かしい名前。同郷のNARITAにヴォーカリストを貸し出していたこともあるデンマークのバンドです。93年2ndで、徹底して外盤派の私もこればかりはゼロ・コーポレーションの国内盤で買いました(500円だったし)。むかーし(たぶん高校時代)試聴して買わなかったときは、とにかくスパッと駆け抜けてくれなかったからという印象を持ったことを覚えてますが、確かにツーバス疾走系でもなければ泣きメロまみれでもないスタイル。とりあえずヴォーカルがブルース・ディッキンソンの優秀なレプリカで、曲もメイデンをいろんな角度で抽出しつつ、微妙に別物にした感じ。そのまんまな無骨さも随所で見せる一方で、ミステリアスなアルペジオや屈折したリフ運びには、メイデンとQUEENSRYCHEをリンクさせるような感覚も。豪快さとマニアックさのバランスが、ただただ通りのよいだけのメタルチューンに飽きた耳には非常に快くフィットしてくれます。ここぞというところで謎の転調ばかりかまして「ストレートな名曲」をほとんど持たない初期ELEGYとかに比べれば全然分かりやすいほうで、ビクター・テイチクあたりが強力にプッシュしてればもっと日本で売れたのにとも思います。