SCSIDNIKUFESIN

4 Oct, 2010

▼(昨日の続き)ということで土日の話。土曜のまず昼は、存在は知っていて先週「PS」(名古屋ローカルの情報番組)で紹介されていた伏見のラーメン屋「まるだ」へ。しょうゆはごくオーソドックスな二郎インスパイア系で、魚介スープのほうは大量のねぎと玉ねぎが効いててはじめは意外、だんだん辛い、総じてOKという感じ。リピート可能な手応えでした。晩は近所にあって行ったことがなかったスリランカカレーの隠れ名店「コロンボ」にて。インドカレーとはまた違うクセとさらさら度合いが完全に持ち合わせの価値判断の尺度外にありながら、結果的には「かなりウマイので他の種類も試したい」という感想に行き着きました。変わったカレーを食べたい人にはオススメです。鶴舞にはインドカレーのおすすめ「ムガルパレス」(ルウの濃さとナンの安定感はかつて試した市内のインドカレー屋の中でもベスト)や本格的だが辛すぎないタイカレーが食べられる「サワデーすみ芳」本店もあるし、カレー好きには困らない街だと思います。
おうおう、毎食豪遊しとるやないけ、と思われそうですが、そのぶん平日はエコノミカルに済ませてるのです。そしてメシばっか食っているのではなく、翌日のABSENTEEでのソロ出演のためにひたすら歌とアコギの練習をしてました。
▼で翌日曜は朝から、堀田のまたもインドカレー屋「MAYA」にてモーニング。350円でドリンクにチャイが選べて、あの充実感のナンロール(中身はタンドリーチキンと野菜とオーロラソース)やナンピザはスゴイ。ついでにすぐ近くのカインズホームをフラついて、昼は吉牛の新メニュー・牛鍋丼。ノーマルな牛丼よりこっちが好きです。
徹底して食べ物のことしか書いてないですが、帰宅後は再び練習。そしておおむね満を持して、久々にART OF FIGHTINGのTシャツ着用でABSENTEEに赴き、甘党の友・ベイリーズミルクと自家製ピクルス(辛めで超ウマ)という食い合わせ無視なセットをまずはオーダー。しばらくだらけたのち、持ち曲4曲と"1984 / Jump"(VAN HALEN)、"Iron Man"(BLACK SABBATH)、 "Painkiller"(JUDAS PRIEST)のコピーを弾き語ってきました。Ustreamしてもらえて若干テンションも上がり気味。今ならまだ残骸が見られるみたいです(本人はこわくて未確認)。初日の山内君弾き語りの素晴らしさといいこの日といい、ツマミのウマさといい、ABSENTEEには既に良いイメージだけがインプリントされているので、何かにつけ今後も通いたいと思ってます。
▼その後、6月にあった大学のサークルの後輩の結婚式二次会幹事チームの打ち上げ兼・彼らの新婚旅行帰還祝賀会として、ABSENTEE / STIFF SLACKからほど近い「月の雫」でげらげらと飲み食い。基本的に休日は曲作りでもしないと有意義に過ごせた気がしないのですが、日曜おわりのこのイベント2本で一気に満足。なんか必要以上に詳細に日記らしい日記になってますけどもここまで読んでいただいている方がいたらありがとうございます。
MONSTER「THROUGH THE EYES OF THE WORLD」

本日のレビュー:MONSTER「THROUGH THE EYES OF THE WORLD」

B~C級メロハーや幻のNWOBHM再発のリリースにその身を捧げてわずか数年で散ったドイツの良心・LONG ISLANDレーベルからの1枚。絶対ダメそうなバンド名に悲惨なジャケですが、BLACK'N'BLUEのドラマーを含むそうです。95年作。プロデュースはマックス・ノーマンで、LONG ISLANDにしては異例の安心して聴けるメジャー感。ディー・スナイダーを若々しくしたようなヴォーカルと、ピート・レスペランスの意外性が7割くらいになったような安定感あるテクニカルギタリストがいて(ベースも問題ないんだろうけど往々にして目立つポジションではないので...)、曲はスリージーR&Rのちょっと湿り気多めで日本人に聴きやすい感じ。初期SKID ROW+FIREHOUSE+ややTESLAといったところか。89年くらいだとこういうバンドが、山と積もって端から腐りかけるくらい存在してましたが、95年だと多少のありがたさもあるというもの。当のドラムのピート・ホルムズですが、シンバルの点数の多さを誇示しつつ必要以上のフィルで「デキる奴いるぜー」と自己主張してくれてなかなか楽しい。この手の出来上がりきった音楽は、後発になればなるほど「で、敢えて何なんすか?」ということになって、彼らなりの回答は特になさそうですけども、LONG ISLANDコレクター、ならびにBLACK'N'BLUEマニアのみなさんには、血眼になってようやく手に入れて聴いてもガッカリしないだけのクオリティだと言っておきます。
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