SCSIDNIKUFESIN

5 Oct, 2010

▼STIFF SLACK横のバー・ABSENTEEのオープンと同時に先行放流されたCLIMB THE MINDの新作「ほぞ」、twitter上では既に大反響なようで、嬉しい話ですね。一般発売待ちの店も明日くらいから発売になるところがあるようですので、各地の皆さん、最寄のレコード屋に「入荷してないですか」と詰め掛けてみてください。
自分も時々、たまにしか会わない人から「CDが出たのは知ってるけど、会ったときに直接買おうと思っていた。その方が利益が大きいだろうから」と言われることがありますが、発売直後に限っては、タワーレコードなどの量販店で購入してバックオーダーを促すのも大いに意義深い(実績として残って次回リリース時の展開に有利にはたらく、追加材料如何によっては後追いで店頭展開してもらえる場合もある?など)ですので、アマゾンで買うよりは無駄でないです。むろん直買いのほうがなおあったまる感じですが。アマゾンは基本的に1,500円以下のマンガを一緒に買いたいときなどの最終手段ですけども、レビューはぜひ投稿してください(我々のもついでに!)。
ああ実家にドドンと残っているDOIMOIの1st、生きてるうちに全部捌けるかな。そのうち資源不足で回収されて溶かされてペットボトルか何かになってしまったりするのは避けたいな。
AIRBORN「I WISH」

本日のレビューその1:AIRBORN「I WISH」

昨日からの続きで、ついでにバーゲンで買ったLONG ISLANDものをまとめて消化しちゃいます。まずこちらは、中古で見かける機会の比較的多いドイツのバンド・AIRBORNのアルバム。中身を見ると、たぶん当時お蔵入りになったのであろう85~86年の音源に、95年の新録2曲を追加した「青春の思い出」的リリースである模様。内ジャケのメンバー写真がTITANをもしのぐ凄まじさでたまげます。内容は、シンセをドップリあしらったD級AOR。とりたてて素晴らしいわけでもないがピュアさは一級品という、覚悟したとおりの仕上がり具合。ギターの影をほとんど感じないくらいかなりソフトタッチで、スティーヴ・ペリーのソロアルバムとかが大好きな人向けだと思います。ジャケデザインの安っぽいエンボス具合からゼロ・コーポレーション系の細腕叙情HMを期待した人は全然違うので引っ掛からないように。
LOCOMOTIVE DREAM「LOCOMOTIVE DREAM」

本日のレビューその2:LOCOMOTIVE DREAM「LOCOMOTIVE DREAM」

はい次。なかなか凝ったムーディなジャケで、期待が持てます。バンドはカナダの5人組。音にはなかなか安定感があり、男らしいラフさを意識しかけた「KEEP THE FAITH」の頃のBON JOVI、または「18 TILL I DIE」の頃のブライアン・アダムスみたいな音にジョン・ウェットンぽいようなとんでもなく大人しいヴォーカルを入れた、超地味なアダルトハードロック。ラテンの香りはないがNUCLEAR VALDEZあたりを彷彿とさせる枯れ具合を見せる場面も。晴れ晴れしていると感じる瞬間が1秒もないのが異常の域。そこに暗闇にモヤモヤと煙をあげながら走る汽車のこのジャケ、もしやトータルで意図的な演出なのか。大概、アリーナクラスの客相手の売れ線バンドを地下室でコピーしたみたいなバンドが多いLONG ISLANDにあっては、変わり種といえるかも知れません。誰のファン向けでもない、強いていうならLONG ISLANDファンのための1枚。