SCSIDNIKUFESIN

3 Sep, 2010

▼録り(マイキング)が悪くてミックス難航中の現在、5月ごろはじめて見たその日にあらすじと結末をネットで調べてしまった韓国ドラマ「IRIS」を結局その後も楽しく見続けてしまって、ライブがあって見れなかったために録画してあった最終回2時間スペシャルを今日見終わったりしました。クライマックスを演出したすぎてどんどん雑になるイベントの畳み掛けと、最後になってそこまでするならはじめから総力結集して立ち上がれば白黒つけられたんじゃんという5人戦隊必殺技パターンにいい意味で絶句しっぱなしであったなー。全体的に凄くアメリカナイズされつつも端々では雑多な影響が混在しまくる様子は辺境メタルを聴くような感覚でもあり。さすがにノーカットDVDボックスは買わないが、続編が放送されたら見てしまいそうだ...。
MEDINA AZAHARA「SIN TIEMPO」

本日のレビュー:MEDINA AZAHARA「SIN TIEMPO」

日記から続くような続かないような流れで、辺境メタルといえば個人的にはこれ(本当は韓国のCRASHとかがあればよかったんですが...)。スペインを代表する国民的HMバンドの大名盤92年作。スペインはちゃんと文明国なんで辺境と呼ぶのも不適切なんでしょうが、ことメタルにおいてはということで。これ当時、キャプテン和田のラジオ番組「ヘヴィメタルボンバー」で凄くプッシュされていたのがそういえば思い出されます。のっけからRAINBOWの"Spotlight Kid"とGYPSY KINGS(声が激似)が悪夢の中で合体してしまったような壮絶な巻き舌様式美メタルが炸裂。スペインは地中海の向かい側のトルコなど中東圏文化からの影響もあるってことで、そういう音階もたびたび登場して更にえらいことに。次はシャッフル、次はバラード、ちょっとコマーシャルな曲も...というバランスの取り方も含めて、全体的に「イングヴェイを通して感じられるRAINBOWぽさ」を凝縮したものが下地になってる感じです。とにかく強制的なまでに耳に残るシンプルなメロディラインが多く、3回くらい聴いたらライブで合唱できそうでしかもその後何度でも聴けるという、普通にものすごく優れたアルバムでもあると思います。各人の演奏能力も高い。メタラーじゃなくても中古で見かけたら(意外とある)興味本位で買ってみてください。
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