SCSIDNIKUFESIN

31 Jul, 2011

▼今年の夏は土用の丑が2回。名古屋人でありながらおりいって食べに行ったことがなかった「ひつまぶし」を食おうと、いろいろ調べた結果「コストパフォーマンスが高く、雰囲気的にも敷居が高すぎず、名前ばかりの名店よりウマイ」と評判だった今池しら河にちょっと頑張って行ってみました。何しろ当方、スーパーで買ってきたうなぎしか分からない舌ですが、「基本的にうなぎは苦手だと思っていたが浜松で食べた新鮮なうな丼はおいしくて食べられた」というヨメさんが喜んで食べていたのでたぶん本物だと思います。皮はパリパリめで剰に香ばしくなく、たくさんあっておいしかったですよ(結局これ)。一、そのまま食べて、二、薬味と一緒に食べ、三、最後に茶漬け。というのがルールだそうですがその三にはあまり良い点が見つけられず、ほとんど二でいきました。ワサビ・ねぎとの組み合わせ最高。スーパーのうなぎでもそうしてれば良かった。だしは吸い物代わりにそのまま飲みました(かなりうまい)。
ちなみにしら河も8月1日から値上げになってしまうそうで、ひつまぶしは1,680円が一気に2,100円に。最後のチャンスに行けてラッキーでした。
▼30日土曜は、ROOM 501 / ALLieのタピ君企画を見に栄TIGHT ROPEへ。全8バンドの長丁場でしたが最高でした。
FREE CITY NOISEはすごく久々に見たらなんだか曲ごとのツブ立ちがグレードアップしてて、にせんねんもんだいミーツSONIC YOUTHてな感じになっていた(もとからか?)!先々ますます期待が持てます。三重のTHE ANCHORSは初めて見たけどHOT WATER MUSICあたりの流れのガッツィーエモでかなりしびれました。DAIEI SPRAY / AS MEIAS塚本さんが「このバンドの次にはやりたくないね~、カッコ良すぎる」と言っていたのはこの日でトップ1・2のいい話。いつか共演してユニティーしたいっす。ROOM 501も相当久し振りで、以前も感じたドラマー氏の冴えが更に壮絶でした、うますぎ。バンド全体でも作風やフレージングのシブさが深化してて、あまり知られない存在でいるのがいよいよもったいない。FOLIOのさわやかエモさはJOURNEY~SURVIVORラインそのものでかなり胸をえぐられました。キュンキュンしたなー。そしてSTIFF SLACK店内BGMに合うナンバーワン国内バンドだと思います。こちらも早く共演果たしたいですニイノミさん。
THE ACT WE ACT、売れまくっているフルアルバムの更に後にできた新曲を早くも3曲も披露していて、先進するスピードがどんどん速くなってる感じでした。意味があるのかないのか分からないフリージャズを苦い顔して聴くのが人としての修行なんじゃないかと思うひとは今すぐジアクトに切り替えてください。DAIEI SPRAYはAS MEIASドラムの塚本さんが参加しているということでずっと見たかったのでした。めちゃくちゃストレートで発散的なポップパンク?なんですが、全曲アンセムというか、これだ!ドーン!と迫ってくるそのさまがアメリカのバンドを見ているかのような感覚。常にスタジオレコーディングクオリティのドラミングも間近で体感できて最高でした。BLUE RAY DANCEは昨年末のSOME TREE前座での共演以来。サンディエゴ直系のノイジーポストコア路線を堅守。そして相変わらずギターの音がいい。こういうバンドは地元の名物として長ーく続けていってもらいたいものです。
そしてトリのDETRYTUS。1年半以上前に一度だけ見たことがあって、そのときはとにかくHOOVER~ABILENEラインの正統継承者として凄味を発していたように記憶しているのですが、BARKMARKETに勝るとも劣らぬ粘りと破裂感を身につけていて、演奏している間じゅう完全に会場の空気を変えてました。ひと晩明けて未だに克明にフラッシュバック。獣に追い回されて全身食われるようなあんなライブはいつぞのUNSANE以来かも。実は秋ごろにご一緒できる予定なんですが、おっかなくてしゃーないです。
終演後は出演陣に混じって味仙での打ち上げに潜入し、あさりラーメンにむせながらスープをほぼ完飲して帰宅。いい日をありがとうタピ君。
▼本日はカーリーズのレコーディングエンジニアとしてひねもす東山246にこもってました。ストイックに作業を進めてオケを録り終えた全7曲はあらゆる思いがけなさの宝庫。しかし残りの歌録りでもっと驚くんだろうなー。とりあえずしばらくミックス作業でまた日記更新をなまけることになると思います。あっあと買ったばかりのZOOM R16、最高に使いやすかったです!!