SCSIDNIKUFESIN

14 May, 2011

▼プログラム素人のえせウェブ制作者を卒業するため、とりあえずJavaScriptの勉強などを開始しています。その後ActionScriptなどにつなげていく予定。どこで活用するかは未定。
▼旅行のBGM用に開始した所持CDのリッピングが、その後も習慣化して「PCを暇にさせておくのがもったいない病」を絶賛発症中。総計60GBを超え、プレイリストで無駄にジャンル分け・地域分けも徹底。それでPCの動きが若干とろくなることもあって日記がおろそかになっていた次第です。「やり始めれば一定の作業量で片付くこと」と「今一番やる気が向く、完成に至るまでの作業量が不確定なこと」の優先順位付けをいつも頭悪い方向(後者のち前者)にしてしまう性格を改めたいと思い続けて10年くらい経ってます。
で、そのリッピング作業のさなか、これは敢えてデータ化する必要があるか?ないか?このバンドもともとそんなに好きか?というCD裁判と同様の自問自答が繰り返され、確認のために聴いてみたら、いっそオリジナルアルバムを売り払ってベスト盤に買い換えてやるかと思っていたバンドが実は凄く良かったりなど、発見もいくつかあったのでまずまず有意義であったとします。こういう明日の食いぶちの足しになど一切ならないような自分内の意識移動(=結局ただの消費活動)に生産的な何かを見出すような錯覚をきたしてしまったりするから私のような人間は社会的にとても危ないですね。せめて気ままなアウトプットを上手くできるようになりたいものです。
▼今朝は覚王山で評判の洋食屋・ひらきにてモーニング。ゴハン・みそ汁・目玉焼き(裏面ベーコン結着型&キャベツ添え)・漬物・納豆or生卵(後者を選択して、席に出されてから目玉焼きとのダブル卵だったことに気付く)・小鉢の朝定食で400円。手作り小鉢がクオリティ高く、目玉焼きもいい塩梅。350円のドリンクにトーストとゆで卵がつくセットや、430円でドリンク+トースト+もう1品というセットもあり、そちらもかなり良さそうでした。
BON JOVI「7800 FARHRENHEIT」

本日のレビュー:BON JOVI「7800° FAHRENHEIT」

日記本文からの続きで、今までまったく侮っていたシリーズです。ご存知BON JOVIが85年にリリースした2nd。1stはいわずと知れた"Runaway(夜明けのランナウェイ)"やその他いかにもアーリー80'sな赤面度120%のイモイモメロハーチューンぞろいで、3rdはBON JOVIの代名詞"Livin' On A Prayer"や椿鬼奴でお馴染み"You Give Love A Bad Name"があり、間に挟まれたこのアルバムはというと、いち早く自分達に目をつけて支持してくれた日本のファンに贈る"Tokyo Road"(しかし「大した曲ではない」ともっぱらの世間の声)が有名なくらいで、94年に発売されたベスト盤にもこのアルバムからは冒頭曲"In And Out Of Love"のみ(日本盤は件の"Tokyo Road"も)しか収録されていないという、完全な「過渡期の1枚」的扱いの作品です。
だがしかし...2曲目"Price Of Love"・3曲目"Only Lonely"と畳み掛ける激泣き2曲の振れ幅たるや、イギリスのこの手のシケシケマイナーバンドの如し(だからヒットしなかったのかも)。1stよりは多少大人で、3rdほど化調的な隙のなさもないという塩梅が何ともいい心地です。初期の面影を残すもさもさしたシンセが泣かせるバラード"Silent Night"、またもSHYさながらのドロドロチューンが続く後半~終盤の流れなど、何もこの手の無名バンドを掘り返して散財することもないという問答無用の名曲群がここにありました。いわゆるBON JOVIのパブリックイメージ(が何かもはっきりしませんが)とは若干ズレがある気がしますが、良質な赤面メロハーバンドとしてBON JOVIを満喫するには頂点に来るであろう1枚。ジョンのボーカルにしても、年々顕在化するいやらしい低音域のひねりも目立たないし、今まで「特定の曲の刷り込みを受けていて手放せないだけで別に特別好きじゃない」と思い続けたりしてごめんジョン、嗚呼。