SCSIDNIKUFESIN

20 Apr, 2011

本日の収穫、めずらしくHMV栄にてFOO FIGHTERSの新作「WASTING LIGHT」!をゲットしたのち、土曜に予定しているSTIFF SLACK横ABSENTEEでのUSTトーク企画の打ち合わせ。こんな楽しいことさせてもらっていいのかという内容が予定されていてひたすら楽しみです。
4月23日(土) 名古屋 栄 ABSENTEE(STIFF SLACK横)
「All "METAL"roads lead to Indie Rock!!(and vice versa) ~全てのメタルはインディに通ず(逆もまた然り)~」
20:00頃開始予定
杉山明弘(DOIMOI), 杉山亮平
無料 ※USTREAM予定
亮平くんは兄弟や親戚ではないですが大学時代のバンドサークルの後輩で、料理・ブックオフ・ニューミュージック/シティポップスなどなどいろんなものの達人です。「大まかな内容は、自他共に認めるメタルマニアのDOIMOI杉山さんに、メタル⇔インディロックの架け橋となる名言を引き出す緩トークを予定」(亮平君のツイートより引用)。
実はその前にここからのハシゴ予定です。
4月23日(土) 名古屋 伏見 ATカフェ
『アンプラグド・アミーゴス』
19:00開演
西出剛大, 聖澤聡, ジェット達, バーチャルジョンのサン, 杉山明弘, ほか
無料
ダブルブッキングよし。くじ引きで順番を決めて、1組10分程度で電源を使わずに何かをやるという趣旨のシリーズイベントだそうです。ついさっきその練習をしていて、持ち曲1曲を10分に拡大して演奏することにしました。どちらもおこしやす。
FOO FIGHTERS「WASTING LIGHT」

本日のレビュー:FOO FIGHTERS「WASTING LIGHT」

解散が何年前だったか忘れましたが、意外に早いカムバックでした。確か今月12日とかに発売されたばかりの新作です。アナログの紙ジャケ再発風のパッケージがまずかっこいい。自前のスタジオでのセルフレコーディングで制作されたのだとか。初回出荷分だけなのか分かりませんが、レコーディングに使用されたというアナログテープ現物の断片が5cmくらい入っているというびっくり特典。
内容はもう今までどおりのガッツィーなフーファイ節パワー・ロックで、もはや手馴れた感じでさらさらっとやってくれてますがしっかりかっこいい。ジャンル的に何に聴こえるかなど考えてもいないという域の堂々たる風格。敢えてわざわざ形容するなら、パワーポップにガレージの馬力感を追加したりメロウ方向に振ってみたりしつつ整合感の質とパンチの重さはメタルのそれにも相当する、デイヴ・グロールのロック。大人の匙加減で甘過ぎず硬過ぎず、こざっぱりとしているようだが確実に汗は常にぴしぴしと飛散。彼らのような活動規模になると、創作にあたってビジネス的視点が頭の中に一片たりともないなんてことはないはずですが、表現に打ち込む瞬間はあくまで本気の全力で来るっていうのがFOO FIGHTERSをいつでも信用できる大きな要因。
これだけポジティブな言葉がスルスルと出てくるということは、「作品としてバランスがいい」「名曲・名フックが多い」などの事柄は、敢えて触れるまでもなく当然のように感じているということでしょう。シノゴノ思うのも忘れる、感慨の1枚でした。