SCSIDNIKUFESIN

3 Apr, 2011

本日の収穫、大須赤門通りにある名前が覚えられない中古CDとゲームソフトその他の店にてIMMOLATION「CLOSE TO A WORLD BELOW」、POWER「JUSTICE OF FIRE」。2日連続で大須行ってますが、昨晩急にPCがCドライブを認識しなくなり、急遽修理に出してきたのでした。練習帰りのついでにPCもろとも送り届けてくれた礼一君(DOIMOI)ありがとう。サノヤの横のお好み焼き屋と、東仁王門通と門前町通の交差点南西角でおじさんが焼いてるみたらしはウマイですね。納屋橋饅頭の揚げまん棒でシメて、合計500円以下で大満足。
▼ということで当面、普段使っていたディスプレイとオーディオインターフェイスに居間用のクソ小さいLENOVOのノートを無理やりつないで、気分だけデスクトップPCというアーマードトルーパー状態(?)で更新していきます。
主役はいつもCD。
POWER「JUSTICE OF FIRE」

本日のレビュー:POWER「JUSTICE OF FIRE」

これの輸入盤は初めて見ました。ダニエル・ダレイというマイナーな速弾きギタリストと、WATCHTOWERの2ndでマッドなハイトーンを聴かせていたアラン・テッシオが組んでいたバンドの唯一のアルバム(94年)。WATCHTOWER好きとしていつかは欲しいと思っていた品。
内容は、不思議にダークであいまいなKAMELOTという感じで、SAVIOUR MACHINEを聴いたときのような煮え切らなさを思い出しています。またはQUEENSRYCHEとSAVATAGEとSANCTUARYとBLIND GUARDIAN(これが入ってくるのがミソ)を組み合わせてフックというフックを抜いたような。泣き成分ゼロのシブ系USメタルでもREVERENDやWINTERS BANEとはひと味違い、妙にアトモスフェリックなシンセが曲の芯をまったく掴ませない。悩んだ挙句、これはULVERがアラン・テッシオを呼んで作ったパワー・エピックメタルアルバムなのだと思い込むことで途端に合点がいきました。意味不明のヴォーカルラインもデス声の代わりだとしてしまえば納得。そんな高度な脳内変換が必要なんてどうかしてますが。
作曲からジャケ(これまた漠然としたデザイン)のコンセプトまで、件のダニエル・ダレイによるものらしいんですが、肝心のリードギターはというと、基本はイングヴェイの影響下にありながらテクニック・歌心ともに特に印象に残るところはなし。ソロデビューもしてたはずだけど、その後どうなっていることやら。なんだかボロクソ書いてしまいましたが「何もなくてつまらないアルバム」とは決定的に違う不思議さがあるのは確か。そして何よりHADESやNON-FICTIONまでしつこく追跡するアラン・テッシオ・フォロワーとして(そこまで好きかどうかは謎、WATCHTOWERの2ndはとりあえず神)買えて満足な1枚でした。内容につられてレビューまで超コアなメタラー向けになってしまった。