SCSIDNIKUFESIN

27 Mar, 2011

25日
▼世を忍ぶ仮の仕事後、大学時代のサークルの後輩の送別飲み。軽音部の顧問になってほしいという理由で急遽、教師になることが決まってしまったという数奇っぷりがネタにならないわけがない。音感の鋭い彼(愛称は「野獣」)と、何の予備練習もなしに部室でアコギを手にしてスーパーマリオやドラクエのBGMを合奏したのも今は昔。野獣先生としてこれから刻んでいくであろう伝説がどんなものになるかOB一同心底期待しています。
26日
▼夜、KDハポンでのHADAさんのライブに急遽サポート出演。私以外にもレコーディング時のメンバーがほぼ揃ったぜいたく編成(松石ゲルさん、Keiさん、ジョンのサン神谷君)で、しかしそれとはたぶん関係なくHADAさんのあやしさ満点の活躍ぶりにより、やたらにウェルカムな雰囲気で盛り上がってもらえました。過去2度ほど同じようにライブでサポートしましたが、今回は楽しかったな~。
▼最後までは観られず、STIFF SLACK横ABSENTEEへ移動。不定期で開催される「バンドをやってる人のソロ、または歌と演奏ができるただのお客さんを集める企画」の女子限定バージョンがこの日は催されていて、演奏スペースをとりまいて盛り上がる野郎勢に加担しながら名物タコライスもおいしく賞味し、途中から最後までがっちり堪能。飛び入りもあったとかなかったとか...。そこから更に場所を移し、東京から帰ってきていた後輩その他、近頃入り混じりつつある大学時代の人脈とバンド関係の人脈の中で会わせるべき人々を会わせるフェス(執り行われる場所はカラオケボックス)へと続く。異常にクオリティの高い声帯模写/形態模写/サプライズづくしのフェスは28時過ぎまで及んだのでした。写真じゃなくて動画で残しておくんだった!
あっ合間にSTIFF SLACKで買い物もしました。26日の収穫RIVAL SCHOOLS「PEDALS」。あとデスメタラーの皆さん、通信カラオケDAMにはCANNIBAL CORPSEの"Hammer Smashed Face"が入っています。その他こちらの情報もお役立てください。メタラーだけで集まってシメに"Stars"を回すなど。
27日
▼なんとか午前中には起床し、ひさびさにキッチン九の超秀逸・奇跡的C/Pの休日ランチを経て、ついでの外出のつもりが、結果的には5年ぶりに携帯を機種変更しました。
世間でも名機と名高いらしい(本当に使いやすくて電池の持ちも未だに良い)W41CAから、スマートフォンを横目でチラ見しつつの素通りでiida G11へ。タッチセンサーはミスなく使えるようになるまでに慣れが必要っぽいですが、それ以外は概ね使いやすく、特にキー操作の反応速度のよさにビックリ。ディスプレイもカメラも基本的にはきれいです、が、写真については強めの太陽光がないとイマイチな様子。右に写ってるのは、今日カーテン屋で見つけた椅子カバーが自室のメイン椅子(TAMA HT741)にぴったりハマッた図です。
目下の不満は、microSDカードの抜き差しをするために電池パックまで外さないといけないことくらいでしょうか。PCとデータをやりとりするためのオプションのケーブルでも買わねばならない。
RIVAL SCHOOLS「PEDALS」

本日のレビュー:RIVAL SCHOOLS「PEDALS」

ex.QUICKSANDのウォルター先生率いるRIVAL SCHOOLSです。いきなり来日したのも記憶に新しいですが、新譜もいきなり出ました。今回はISLANDとは切れたようでPHOTO FINISHという聞き慣れないレーベルから。
QUICKSAND時代の、沸騰しそうでしないグランジ/ポストコア特有のフツフツ加減はすっかり分かりやすいノリに取って代わられながら、丁寧に練り上げた「一周して普通」をどこか妙な入射角からボズッと太く入れてくる感じは近頃のJ.ロビンス作品とも共通(最新バンドは未聴ですがCHANNELSなど)。信頼できますいつでも。ヴォーカルは相変わらず、メロディだけ抽出すると曲の見分けがつかないようなフィル・ライノット系の頑固具合ながら、それで退屈とかレンジが狭いとかいう感覚を一切抱かせないのが不思議。
作品を重ねるごとにメジャー感を増していきつつ、ちゃんとやりたいようにやれているという、バンドが成熟していく姿としてはひとつの見本ともいえるケースかと思います。普遍的なスタイルに近づいているのに丸くなっている気は全然しなくて、ベテランが自我を保ったまま新境地に挑んで征するという気合の入りようには頭が下がるのみ。往年のファンこそ聴いてください。