SCSIDNIKUFESIN

27 Feb, 2011

▼今日は縁あって、「業界のすきまに存在するこんなバイト」的な仕事を名古屋の真ん中でやってきました。疲労するほどの活動量では全然なかったけど疲れた...。どの程度映るのか、わかりませんが、鏡見て演奏中の動きの練習を本気でやろうと心に誓った次第です。合間の時間に立ち寄ったabsenteeで癒されたな~、タコライスほんとにおいしいですタコライス(=写真左上)
▼覚悟を決めて昨日ANTHRAX名古屋公演(5月7日)のチケットを購入。7K超えは厳しいです。もう後に引けない。あとはバンドのベストパフォーマンスを祈るのみ...ジョーイがかっこいいといいなあというのと、リズムパターンの変わり目でテンポまでガタッと変わる癖がどんどん顕著になるチャーリーもピシッとやってくれるといいのですが。
ANTHRAX「RETURN OF THE KILLER A'S」

本日のレビュー:ANTHRAX「RETURN OF THE KILLER A'S」

ANTHRAX来日に向けてどうしたらいい?という人向けの、ベスト盤レビューです。まず今回は80年代のスラッシュメタル時代を支えた2代目シンガー、ジョーイ・べラドナを含むメンツであるので、これではなくジョーイ時代の代表曲を余すところなく網羅した2枚組の「ANTHOLOGY: NO HIT WONDERS 1985-1991」の方を買っておくべきです。オリジナルアルバムを揃えるのはしんどいという人にもこの1枚で済ませたらどうでしょうとお勧めできる完璧さ。EPリリースのみだった"I'm The Man"や"Anthsocial"フランス語バージョンまで入っているとは、まじめに揃えたファンの方が悲しくなるほどです。
でこちらの盤(「RETURN OF~」)はどうかというと、グランジ時代を闘った3代目シンガーのジョン・ブッシュと、先述のジョーイとが共演を果たした"Ball Of Confusion"(TEMPTATIONSのカヴァー、このアルバムのみに収録)が入っているのが目玉で、あとはジョン時代(以下「80年代」)・ジョーイ時代(以下「90年代以降」)の曲が少しずつ入った中途半端な内容。90年代以降は、第1弾となった「SOUND OF WHITE NOISE」以外のアルバムではそうシングルヒットを出していないので、「NO HIT WONDERS」と「SOUND OF WHITE NOISE」を持っていればとりあえず今回のライブは楽しめると思います。
それでもまだANTHRAXに興味があれば、90年代以降の残りのアルバムも全部買ったらよろしいです。80時代は、有名曲以外は確かに不発弾だなという曲が多かったですが、90年代以降の非シングル曲はなかなか遊びのバリエーションが豊富で、メタラーじゃない人が積極的に楽しめる内容になっていますので。やっぱり80年代のも別々のアルバムで全部買うか...ということになっても、「NO HIT WONDERS」はリマスターであるし、「I'M THE MAN」や「PENIKUFESIN」や「ATTACK OF THE KILLER B'S」などの企画盤にしか入っていない音源の中でも特に肝心なものを押さえてくれているので、オリジナルアルバムと重複して所有することになっても悪くない品です。
ということで"Ball Of Confusion"に釣られたり、全時代フォローしているからいいじゃんといってこの「RETURN OF~」は買わないように。ということでした。リマスターなのか知らないですが音の改変もちょっと好ましくないです。
以下、ANTHRAXを知る上で見逃せない、EP・企画盤のみの収録曲。