SCSIDNIKUFESIN

9 Jan, 2011

▼鶴舞DAY TRIPでのDOIMOIライブから帰宅。ひさびさのDAY TRIP、色々と変わっていて以前より過ごしやすくなってました。何より、ステージのど真ん中から客席の方に向かってランダムに動く迷惑なレーザー光線が消えうせてストレス大幅減。スタッフのかたも若い人にがらっと入れ替わっていて、前とはまったく雰囲気が違ってます。またお世話になりたい感じでありました。肝心のイベントのほうも、個人企画なだけあって濃いバンドが集まっていて大満喫。すべて初見だった県外陣の皆さんの中では、京都のARBUSという人たちがNECROPHAGISTかBEHOLD...THE ARCTOPUSかという華麗な激弾きカオティックメタルで、これはヤバイと戦慄が走った次第。メンバーの半分がメタラーで構成されているALLieのメタル代表・ゲッツ君は今STRYPERにハートをつかまれているそうです。素晴らしい。STRYPERみたいな新曲もぜひおねがいします。
▼ちなみに昼はプレオープンで会員限定無料開放がされていたBLスタジオ名東店を利用してきたんでした。やたらハイテクなコーヒーメーカー、手作りっぽいおにぎり(タイミングが合えばよっぽど買おうかと思った)、五線のひかれた黒板つきのミーティングスペースなど、至れり尽くせりの設備で相当いい感じです。何かあっという間だったけどいい一日でした。
CROWBAR「LIVE +1」

本日のレビュー:CROWBAR「LIVE +1」

昨日の収穫から。フィル・アンセルモのDOWNとかけもちしているメンバーがいるはずの、サザンスラッジシーンの巨石。94年にリリースしたライブ5曲+スタジオ録音1曲のEPで、嬉しいPAVEMENT MUSICオリジナルイシューをゲットしました。スラッジといってもMELVINS系のサイコな壊れ方はしていなくて、ギターのトーンはグリグリと気持ちいいスラッシュ仕立て。ストーナーくささの薄いドゥーム(TROUBLE~SOLITUDE AETERNUSラインの)がベースになっているのが非常に好みです。それでいて時々パンキッシュにギアを上げるという変化球もあり。まさにPANTERAやC.O.C.の界隈を象徴する塩梅です。ヴォーカルは巨デブなだけあってTADに似た潰れ方をした歪み声で、しかしただの咆哮はせず常に湿っぽいメロディを一生懸命歌います。この辺も好感度の高いところ。
とここまでライブ盤としての内容に一切触れてないですが、録音状態がやたら良いことも相俟って、スタジオ盤に近い安心感で聴けてしまいます。変に走ったりすることなく、バンドの持ち味の重々しさをしっかり醸し出しているし、ヴォーカルもマイクの前で微動すらしてないんじゃないかという鉄板ぶり。やっぱりデブだといろいろ安定するのかな...と何かにつけ体型の話題を持ち出したくなってしまいますが、無理もないということは分かってください。知らない間にたくましいガチムチになってるけど昔はもっと本当に小錦みたいなのが二人フロントにいたんです。作風は安定しているのでスタジオ録音の1曲についても特にどうだということはないものの、最低弦がローAでパワーコードを鳴らしているから全弦3音半下げ(もしくは2音半下げ+ドロップA)を敢行している模様。震える。
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