SCSIDNIKUFESIN

3 Jan, 2011

▼同じタイミングで誰もがやっていること・言っていることを自分の場合は省略したい、という性分が年々強まってますがこれは言っておかなければいけない。皆さん明けましておめでとうございます。今年も頑張ります。とりあえず2月末くらいで今の世を忍ぶ仮の会社らしきものを立ち去ることができそうなので、その先のことを考えないといけないっす。考えてからじゃないんだ、と社会人失格の目線が冷ややかに注がれた気がしますが構わず、約3年前にもやった「わたしのスペック公開」を再び。以下の情報でピンと来たらすぐにコンタクトを!!
  • レコーディング・ミキシング歴が我流で約10年。ハードディスクレコーダーとマイクを練習スタジオに持ち込んでツインギターバンドの1発録りから全パートバラ録りまで対応します。実績は犬録音諸作品のほかTheキャンプ(EPとフルアルバム)、THE ACT WE ACT(コンピ提供音源)など。
  • 楽曲制作・アレンジ・各種楽器演奏・ボーカル・DTM制作します。実績はDOIMOIでのフジロック07「ROOKIE A GO-GO」出場(音源審査のみによる)、その他犬録音諸作品など。譜面読み書きOK。作風は調整可能なのでご依頼時にコールしてください(重めがおすすめ)。ロックギターなら講師的なこともできるかもしれない。特殊技能はデス声(ガテラルからブラックメタル風まで)。
  • 各パート採譜します。高校~大学時代に個人的に実績多数あり。ギター・ベースはもちろんタブで。最難記録はDREAM THEATERの"Learning To Live"(「IMAGES AND WORDS」収録)。
  • WEBサイト制作の実務経験が約3年。この場で公開できる自分関係以外の実績はSTIFF SLACKのオフィシャルサイト(2010年のリニューアル後)。SEO対策も考慮しながら、HTML+CSS手入力で礼儀正しくマークアップします。プログラム関係は、CGIやJavaScriptの既成ものを組み込む程度なら可。ヒアリング、構成提案、デザイン、コーディングまで一貫対応。
  • Photoshopでの画像編集、Illustratorでの印刷物データ作成します。Illustratorは業者にオンライン入稿可能な完全データで制作。ここで公開できる実績はDOIMOIのアルバムのアートワーク全面やイベントのフライヤーなど。
  • 音楽ライターとして執筆します。実績は朝日新聞名古屋版の夕刊に隔月ペースで書いているライブ評(文化部のデスクさんからご好評との事!!)、フリーマガジン・SCHOPでのディスクレビュー、国内プログレレーベル・POSEIDONの海外アーティスト招聘時インフォ用のコメント、不定期刊行のディスクガイド・MAG FOR EARSでのディスクレビューなど。ヘヴィメタルについて、もしくはメタル目線からの何かについてなら評論的なこともします。
  • TOEICスコアけっこういいです。(ただし飛行機に乗ったことはない)
  • ゴールド免許を所持のみしています。(最後に行使してから約10年)
こんなものが全てとは、狭い。との危機感を持つのが遅すぎた三十路過ぎ。ともあれご連絡はdoimoi@inurokuon.comまで。当方名古屋在住、SOHO大歓迎(そうとなったら固定電話引きます)。
STEVE VAI「FIRE GARDEN」

本日のレビュー:STEVE VAI「FIRE GARDEN」

96年作。裏ジャケの更に裏のトレイ下の面に、「もともとインストと歌入りの2枚組のつもりで制作されたものを1枚のCDで出した」とあるとおり、PHASE IとPHASE IIに分かれた全18曲。ドラム以外の演奏は全部自分、という曲が多く、ドラマーにはグレッグ・ビソネット、ディーン・カストロノヴォ、マイク・マンジーニなど、ゲストヴォーカルに名盤「SEX & RELIGION」で発掘したデヴィン・タウンゼントなどが抜擢されています。
ハードロックのギターインストは、メタラーの私でも基本的につまらないと思っていますが、ヴァイ先生は別格。奇抜なセンスと常識外のテクニック、楽曲性を決してお座なりにしない仕上げ方とで、必ずいくらかの驚きをもって楽しめる音楽作品に仕上げてくれる人です。ベタさを身軽に迂回しながらも結果的に正当性が感じられる奇跡のコード進行を連発するその上で(全然そんなこともないオーソドックスな型をなぞった曲も割と多々ありますが)、リードギターはニュアンス・タイミング感ともに完璧、フレージングの妙は脱出芸をするマジシャンの如し。ワーミーその他の飛び道具系エフェクトにも決して乗られることなく乗りこなす。
芸風はそう変化することがないですが、ザッパのもとを卒業したての80年代のソロはとにかくエキセントリックでブッ飛びっぱなしだったのに対し、90年代以降は作品を追うごとに心の広さというか神々しさというか、人を巻き込む大きな存在という雰囲気を醸し出すようになってきています。デイヴ・リー・ロス・バンドでの華々しいイメージ、WHITESNAKEをサーカス団みたいにしたという悪者に近いイメージから、あんまりちゃんと聴いたことないけどあくまでキワモノ、だってギターのボディにも変な穴開いてるし...というあまり良くない印象を持っている人もけっこう少なくないんじゃないかと想像しているんですが、いえいえ、音楽家として大変に優れたお方です。本人がガッツリ歌うアルバム後半も曲によってはジョニ・ミッチェル+KING'S X+TOTO+SHINER(声が似てる)??て感じでかなり最高。非ハードロッカーにもおすすめしたい1枚です。
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