SCSIDNIKUFESIN

2 Dec, 2010

▼昨日書いた件の詳細。
12月4日 (土) 名古屋 新栄 パルル(parlwr)
「速ければそれでいいんだ」
18:00開場 / 19:00開演 投げ銭制
杉山明弘(DOIMOI), 小野浩輝(HIRU)ほか
主催のKeiさん(Ett)によるコメント:
速弾き、それは男のロマン。鋼鉄の意志を持つギタリストだけに許された音楽。それは、『速弾き』という音楽、『速弾き』という独立したジャンル。いや、それは音楽さえも超越している。速弾きは『速弾き』。全てを捨てて臨むことを要求する険峻な山。
それを追求し続ける者、諦めてしまった者、それが無意味な行為だと結論付けてしまった者、今一度速弾きを見直してみようではないか。
というわけで参加者にはそのプレイと速弾きへのこだわりを10分程度内でプレゼンしていただきたい。
そして我々はそんな人達を見ながら酒でも飲もう、というイベントです。主催者もできたら参加したい速弾きギタリスト側。大音量ではないのでロック苦手な方にも優しい感じでやります。安心しておいで下さい。諸国珍味バーも営業いたします。
悩んだ甲斐あって今日の練習?でいきなり演目が確定。「GENESISハイライトメドレー」「SLAYER "War Ensemble" バケットヘッド風」「RUSH "YYZ" スティーヴ・ヴァイ風」の三本立てでお送りします。
▼んで週明けはこっち。
12月6日 (月) 名古屋 今池 得三
18:00開場 / 19:00開演
SOMETREE(ドイツ), シラオカ, BLUE RAY DANCE, DOIMOI
前売2,500円 / 当日3,000円
せっかく共演がドイツのバンドなので、NOT FRAGILEは好きか?TYRAN PACEは?SCANNERなの?といろいろ問い詰めてみたいです、絶対無理。
MACALPINE「EYES OF THE WORLD」

本日のレビュー:MACALPINE「EYES OF THE WORLD」

鍵盤も達者な黒人ネオクラギタリスト、トニー・マカパインによるリーダーバンドの90年作。ひさびさに引っ張り出して聴いています。記憶の中の印象より俄然よくてびっくり。ヴォーカル入りのバンド編成で、ソロ名義ではなく一応バンドとして名乗っているだけあって(「VANDENBERG」「WINGER」「DOKKEN」と同じ流儀)、楽曲性を最優先させた良質な歌ものアルバムになっています。WINGERの1stにかなり近い雰囲気のアーバンでシュッとしながらどこかギラついたメロハー/AORを土台に、イングヴェイ以降のクラシカルな泣きがちょっと入って若干GLORYぽい部分もありつつ、総じて実に80年代後半らしい風情をたんのうできるナイスな作風。センスレスなSHRAPNEL系パワーメタルとは全然違います。きわどい転調が時々きわどすぎて気になってしまうレベルだったりもしますが。リードギターは、曲にフィットしたメロディ弾きの合間にフラッシーな技が小爆発して、キメフレーズのお城もちゃんと建っているという理想のバランス。曲自体も良いし、トニー・マカパインは職人として超優秀な人ですね。普通に良質なメロハーが聴きたい人にもおすすめできる好盤。