SCSIDNIKUFESIN

13 Oct, 2010

▼珍しく平日の世を忍ぶ仕事帰りにサウンドベイ上前津に寄ったら、高校からの友人M田君(彼も普段は車通勤のところ、たまたま一日乗車券で地下鉄だったから途中下車したそうな)に遭遇。またいろいろお勧めを教えてもらえたので覚えておこう。とりあえず今度実家に帰ったらFOREIGNERの後期作を持ち帰ってくるべしと公開メモ。彼は私なんかに代わってここで毎日レビューを書いてもらいたいくらい信用のおけるリスナーなのですが、ネットの世界にまったく露出してなくて紹介のしようがないのが惜しいです。twitter始めんかな。
▼今週金曜の夜はこれで!
10月15日 (金) 名古屋 栄 タイトロープ
「TERA MELOS Japan Tour」
18:00開場 / 19:00開演
DOIMOI, TERA MELOS(USA), KIRIHITO, WOZNIAK
前売3,500円
外タレの前座でいつものMCをやるのは無礼でしょうか?面白がってもらえるでしょうか?きっとその時間は彼ら、外で極太濁流麺でも食ってんでしょうから、普通にやろうと思います。実はKIRIHITO(昔のCDレビューあった!これ)に緊張してる私です。
JEFF WATSON「LONE RANGER」

本日のレビュー:JEFF WATSON「LONE RANGER」

まず非メタラーのみなさん、「8フィンガータッピング」なるご苦労様なテクニックがあるということをご存知でしょうか。左右両手の親指以外の8本を全部使うタッピングなわけですけども、それを最初に俺のもんと言い張ったのがこのジェフ・ワトソンです。主に1本の弦上で1オクターブ半くらいの密接した分散和音をプルリピラリロと上って下りるパターンが多く、そんなら人より余分に指使わなくてもスウィープでいいんじゃないってことになったのか、この人の後に大してポピュラーになることのなかった奏法です。
彼が世に出でたのがNIGHT RANGERというバンドで、解散して作ったソロ作のタイトルがこれ(孤独のレンジャー)とは笑わせます。リリースはテクニカル系ギターインスト作品の総本山・SHRAPNEL。92年作ながら、グランジ・ミクスチャーの香りなどは一切なし。ポール・ギルバート、ジェイソン・ベッカー、リッチー・コッツェンなどなどSHRAPNELの看板を背負って立った若手連中に比べるとフラッシーな要素には(8フィンガーをやってる瞬間以外)欠け、楽曲性重視のつもりが「悪くないけど人畜無害」に陥ってしまったというパターン。もっとフュージョンまで股にかけた遊園地みたいなカラフルさを期待したんですが、結局エディ(・ヴァン・ヘイレン)が大好きでアコギも意外に得意なのねということが分かって終わりでした。おっスケールアウトもお手のものか、と思ったらゲスト参加しているアラン・ホールズワースのパートであったり...。DIXIE DREGSとかも好きなのかと思ったらゲスト参加しているスティーヴ・モーズ本人であったり...。なんか最近のレビューは全然ホメてないのが多いですね。買い物としては面白かったんだけどなー。
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