SCSIDNIKUFESIN

7 Jan, 2012

▼新年のご挨拶もおろそかにしてしまうだろうと踏んで、暮れの最後の更新では敢えて「今年」「来年」を使わず2011年・2012年としておいた今回の年末年始でした。正月休みらしきものは丸々育児休暇に代わった次第。大人しくかわいくしている時間が長くなりますように。…あんまり他の赤ちゃんを知らないですが、ホントに泣くときのトーンが尋常じゃなく、一番凄いときはCRADLE OF FILTHに勝るとも劣らんピシャーッ!というわめき型絶叫をTANGERINE DREAMの如く引っ張る。
以下参考。
それをヨメさんが優しく根気強くあやすあいだ、8時過ぎ・12時前・18時前に黙ってスッと台所に入り、ありわせの食材で二人分の料理を作る。立派なもんじゃないが自炊はもうできるようになりました。八方だしはパワーコード、玉ねぎはペンタ。得意料理は合わせ味噌+トムヤムペーストの何でも煮込み。BEATLES+METALLICA(言わずもがなKING'S Xを形容するときの定番)みたいなのに早くもハマってしまうあたり、結局何やっても同じことをするんだな自分、と思います。味噌ヤム雑煮も味噌ヤムうどんもおいしいです。
▼明日(書いてる時点で既に今日)に迫ってきました。どうぞよろしく!
2012/1/8 (Sun) 名古屋 今池HUCK FINN
"DOIMOI presents HEADBANGERS BALL #003"
17:30open/18:00start
AS MEIAS, skillkills, DOIMOI
adv/door 2,500yen / 3,000yen
一昨年末に出たAS MEIAS「II」のトレーラー。
ついこないだリリースになったskillkillsデビュー作のトレーラー。
画も音も最高。
酒井康が「炎」を創刊したとき、「BURRN!でもそうだったが編集方針は『暮らしの手帖』と同じで、自分が読みたいものを作る」という意味合いの発言をしょっちゅうしていたと記憶していまして、DOIMOI企画は毎回まさにそんな感じです。
ということで当日のご予約はtwitterのDOIMOIアカウント宛てに夕方頃までにおねがいします。…この日記、一昨日にこの直前まで書いてあったんですが、山積したその他のタスクにより今日まで寝かせてしまいました。片手落ち。
skillkills「skillkills」

只今のBGM:skillkills「skillkills」

今回の企画に呼ばせていただいたskillkillsの、12月にリリースしたばかりの6曲入り音源です。
前身のGeGeGeGe QuartetはNYアヴァンギャルド的なフリーフォームアンサンブルに何故かジットリしたムード歌謡?が絡む不思議なバンドでした。このskillkillsでは、変化球アリアリのグルーヴを楽曲の中心にドーンと据え、ヴォーカルスタイルの変化もあってヒップホップに大接近するという変貌を遂げています。64分音符で数えてるのかと思うような、ガタつきとタイトなジャスト感を同時に表現してしまうリズムの妙、コントロールされたシンセのランダムノイズなど、スタジオでテープをいじったような人力エディット感はTHIS HEATやFAUSTやMR. BUNGLE的でもあり、心なしかコミカルな攻撃性をビシバシとちぎっては投げるノリはZAZEN BOYSやNOMEANSNOやナゴムにも相通じるような。己にどこまでも厳しい求道者的作り込み・仕上がりは54-71ばりの冴え。
そのうえ前身時代からの湿った風情は継承していて、沸いてるのか人肌程度なのかつかめない温度感のキャッチーさを付加。さっき、少しでもイメージを伝えるために沢山のミュージシャンの名前を使いましたが、これだけの内容をまとめて抱えてしまうバンドはちょっと他にいないんじゃないでしょうか。貼り合わせではないオリジナルの域。ハミ出すことをしたいだけのような人達ともまったく質が違って、やることなすこと全てがシャープ。全面支持するしかない。