SCSIDNIKUFESIN

本日のレビュー：ORANGE 9MM「ULTRAMAN VS. GODZILLA」

90年代グランジの中でもQUICKSAND～HELMET～BARKMAKETラインのヘヴィグルーヴを継承するバンドが98年にREVELATIONからリリースしたEP。昔はATLANTICとかのメジャーレーベルから出してましたが（プロデュースもデイヴ・サーディだったりした）、時流とともにインディレーベルへと流れていったのですね。作風は相変わらず、BARKMARKETにチャラめのヒップホップノリを若干足したようなグルーヴィ＆パンチーなヘヴィロック。あと一歩行くとLIMP BIZKITの域にかかりそうだけど大丈夫!?というギリギリ具合は少し緩和され、初期I MOTHER EARTHにアンドレアス・キッサー（SEPULTURA）が加入したかのような、ノイズを巧みに楽曲化する野生グルーヴがなかなかよいです。総じて「どこかあと一歩」という煮え切らなさは据え置き。そのせいかYoutubeの動画も見つからず、とりあえず別のアルバムからの曲を貼っておきます。