ジャンル編
インディロック/ポップ | PAVEMENTあたりに代表される、ユルいギターと頑張らない歌が主役のオルタナティヴロック。
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ローファイ | 下手な、ダメな、機材の貧乏な、の意。またHUSKER DUあたりから発展したアメリカのハードコアくずれの一部が、90年代にインディロックとして大成するまでの間にアンダーグラウンドで存在した、雑な演奏といい加減な録音が味の一派を指すこともある。GUIDED BY VOICES、SEBADOH、初期PAVEMENTなど。
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SSW | シンガー・ソング・ライター。
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エモ | ちょっと変なギターや拍子展開と頑張り過ぎるヴォーカルが特徴的な、パンク流れの青春くさいオルタナティヴロック。THE GET UP KIDS、MINERALなど。
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ポストコア | 青春くさくない硬派なパンク流れのオルタナティヴロック。FUGAZI、SHELLACなど。
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DC | ポストコアの聖地がワシントンDC。DCサウンドなるものが存在します。
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スローコア | ポストコアの遅くて物悲しい版だったはずが、極端に時間感覚の拡張を強いられるフォーキーな歌ものもこう言われるようになった。LOW、RED HOUSE PAINTERSなど。
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ポストロック | オルタナティヴロックとUSフォーク、前衛ジャズ、ジャーマンロックなどを90年代以降のエディット感で混ぜたような音響的な音楽。TORTOISE、GASTR DEL SOLなど。ビブラフォンと和むアルペジオが入ってりゃいいという話もある。
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マスロック | 数学的なまでに複雑な変拍子にこだわるポストロックの一派。DON CABALLEROに勝るものなし。
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ニュースクールHC(ハードコア) | ハードコアがメタルの整合感を大胆に借り入れて、それでも俺達ハードコアだよと頑張っている人達。ヴォーカルが裏声混じりの絶叫であることがメタルとの最大の違い。AFTERSHOCK、VISION OF DISORDERなど。
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ストーナー | BLACK SABBATHをより重くデロデロにした感じの、お草の陶酔感を音にしたような音楽。張り切り過ぎてただの60〜70年代ファズロックの再現に陥る連中もしばしば。KYUSS、FU MANCHUなど。MAN'S RUIN、RISE ABOVEという名レーベルがあったがどちらも畳んでしまった。
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スラッジ | ストーナーと似て非なる、パンク的(というよりMELVINS的)な混沌とした凶悪性をもつ人達。EYEHATEGODなど。
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ファストコア | 無茶苦茶速いハードコア。CAPITALIST CASUALTIES、SPAZZなど。白黒ジャケは鉄則。グラインドより音は軽い。
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プログレ | 70年代に流行った、ロックにクラシック、現代音楽、電子音楽、土着の民族音楽など、あらゆるものを取り込もうと頑張った人達の音楽。プログレッシヴ・ロック。メロトロンと10分以上の大曲が入ってりゃいいという話もある。KING CRIMSON、YES、PINK FLOYDなど。プログレのコアなファンは様々な感情を込めて「プログレッシャー」と呼ばれることがある。
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ユーロロック | イギリスを発祥としたプログレもヨーロッパに伝播するとそれぞれの地域で異なる盛り上がりを見せ、もはやプログレッシヴであることには意義を求めないようなローカルバンドみたいなのも山程出てきたため、ヨーロッパ全体のプログレムーヴメントを指してこう言うことがある。フレンチならMAGMA、イタリアンはPFMやAREAをはじめ、他にくそマイナーなバンドが大量にいる。
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ジャーマンロック | ドイツのプログレは異常に実験的な方向に進んで、その後のニューウェーブから最近のポストロックに至るまで影響を与えるなど、プログレシーン全体からすると非常に特異なので、プログレとは別によくこう言われる。CAN、FAUST、CLUSTERなどなど。
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レコメン | HENRY COW、SLAPP HAPPYらを中心とする、ロックにたてつく人達のためのレーベル。音楽的特徴を書き表すのは難しいッス。
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RIO(Rock In Opposition) | HENRY COWを中心とする組織体らしきもの。商業主義と決別し複雑/実験的なコンポジションと即興を身上としてラディカルな音楽活動を行わんとする世界中のインディペンデントなアーティストのネットワーク。発祥のイギリスからフランス(ETRON FOU LELOUBLAN、ART ZOID、etc.)、スウェーデン(SAMLA MAMMAS MANNA)など幅広い。
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アートロック | 70年代の、プログレを中心としてロックを複雑で挑戦的なものにしていこうとしていた動きの総称。PROCOL HARUMとかBEGGARS OPERAとか何とも言い難いバンドはこう呼ぶしかない。
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エレクトロニカ | 親切な室内リスニング向き電子音楽/音響。
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ニューウェーブ | パンク直後に流行った、テクノロジーを翻弄するリズムオリエンテッドな音楽。BAUHAUS、DEVOなど。
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産業ロック | JOURNEYをはじめとする、わかりやすい叙情的なメロディーとストレートなリズムをもったコマーシャルなハードロック。
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メロ・ハー | メロディアス・ハード。日本独自の呼び方である模様。産業ロックをより青クサ・メロディアス方向に洗練していったもの。ハードロック界のエモといっていい。TNT、HAREM SCAREMなど。
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LAメタル | MOTLEY CRUEなどを中心とした80年代のパーティーノリなへヴィメタル。世界的にはLA出身以外のバンドも含めヘアメタルと言われる。
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スラッシュ(スラッシュメタル) | METALLICAが大成させ、SLAYERが欧州のキケンな連中に引導を渡した、速くて暴力的なへヴィメタル。醍醐味はむしろマイナーバンドの方が強く発することが多い。
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ブルータルデス | 非メロディアスでとにかく凶悪なデスメタル。メロディックデスが登場したため差別化のために生まれた単語。SUFFOCATION、CANNIBAL CORPSEなど。
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グラインド | スラッシュメタルとハードコアのあいのこのなれの果ての、ひたすら速さを追求しつつもズルズル重い音楽。BRUTAL TRUTH、NAPALM DEATHなど。最近は随分洗練されてきている。
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ゴアグラインド | より醜悪なグラインド。死体ジャケと下水道げぼヴォーカルが目印。DISGORGE(MEX)など。
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ゴシック | 女性ヴォーカルやニューウェーブ的アプローチなどを取り入れた、荘厳で耽美的なデスメタル。デス声離れしてやけにギターの重いただのニューウェーブと化していくのが流行り。PARADISE LOST、THE GATHERINGなど。
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