物色日記−2003年2月

  2月28日
▼バナナレコード生活創庫店のバーゲンに開店時間に行ったつもりが、生活創庫は10時開店!ガーン、10時半だと思っとったやないけ!それでも買うものは買うわけですわ。本日の収穫、生活創庫店でPEDRO THE LION「CONTROL」(最新作!)、AUTECHRE「EP7」、FREE「FREE LIVE」、NATIVE NOD「TODAY PUBERTY, TOMORROW THE WORLD」、IKE QUEBECK「SOUL SAMBA」(リマスター)、ちゅうか今日のヤマはここからでしてね、名駅店でSTRAY CATS「RANT N' RAVE WITH THE STRAY CATS」、KEITH JARRETT「STANDARDS, VOL.1」、HARBIE HANCOCK「FAT ALBERT ROTUNDA」(デジパック)、RED GARLAND「ALL KINDS OF WEATHER」、SONNY CLARK 「COOL STRUTTIN'」(リマスター)、JIMMY SMITH「ORGAN GRINDER SWING」(デジパックリマスター)、久々のグレイテストヒッツ大須店でJOHN COLTRANE「BALLADS」(デジパックリマスター)、THE LARRY YOUNG TRIO「TESTIFYING」、RATT「RATT」(1st以前のEP!)、PELL MELL「RHYMING GUITARS」、EPIC SOUNDTRACKS「SLEEPING STAR」「CHANGE MY LIFE」(ともに780円!)、何故かバナナの商品があるコメ兵6階でCHRIS SQUIRE「FISH OUT OF WATER」、円盤屋中古店でCENTRO-MATIC「THE STATIC VS. THE STRINGS VOL.1」、NEUROSIS「A SUN THAT NEVER SETS」、TANNER「(GERMO)PHOBIC」、FILE-UNDERで90 DAY MENGOGOGO AIRHEARTのスプリット、SWELL MAPS「SWEEP THE DESERT」「INTERNATIONAL RESCUE」、KYLE FISCHER「OPEN GROUND」(マイク・キンセラ全面参加、RAINER MARIAの人のソロ!)、MARY LOU LORDSEAN NA NAのスプリット、JASON FALKNER「NECESSITY:THE 4-TRACK YEARS」(SPINARTリリース、既発曲の別ヴァージョン含む2001年作)。さすがに来月のサウンドベイバーゲンまで少し買い控えようと思います…。

▼しかしFILE-UNDERの圧倒的な品揃えを見ていると、いずれ「買うものは大概買ったし、これを全部聴き返す時間はないな」という境地に達した頃、それを全部売りに出すためだけの店を開いて、かつて聴き親しんだ盤が1枚1枚売れていく様を見ながら、その時手元にあるものだけを聴く、という自虐的な生活をしてみるのも悪くないかな、とか思ってしまいます。少なくともあと30年は決行しないので期待しないで下さい。

【只今のBGM:JASON FALKNER「NECESSITY:THE 4-TRACK YEARS」】


この人の曲は好きなのにメジャー仕様のプロダクションがどうもなぁ〜、と思っている人にはたまらん作品ですね、こりゃ!ELEKTRAからの2枚より断然良いですわ。

  2月27日
▼評価が「優」じゃなかったのがちと惜しいが、必要な単位の最後のひとつが取れてこの度卒業が確定致しました!いや、卒業するのが難しくて留年してしまったわけではないので、そんなにありがたがる話でもないんですが…。今月4日の日記に書いた方の試験(回答に雑談を書いたというやつ)がちゃっかり落ちてたのがツマラン!受かってれば日記のネタになったのに。と言って強引にネタにしています。収穫はなし

【只今のBGM:DEEPART「SNAPSHOTS COMPILATION」】


フューチャー・デトロイト・テックジャズ、みたいな感じの、とにかく優良な作品をボカボカとリリースするオランダのDELSINの人達の2002年作です。いや〜これは、良いですわ。AARDVARCKをホネホネにしたような雰囲気で、少々バカ感があるのも良い。

  2月26日
▼名作「動物のお医者さん」を隅から隅まで読破したことのある人なら一度は試したことがあるであろう、自販機で買える缶入りの「しるこドリンク」、今日バイトの帰りに何年振りかに買って飲みました。相変わらず良かった。時期外れになる前に、皆様もおひとつどうぞ。

▼ジェイムズ・イハと元SOUNDGARDENのヒロ・ヤマモトは友達だったのかどうか、気になります。"Today"のビデオクリップがMTVでヘヴィローテだった頃私は中1か中2でした。本日の収穫、最近よく行く今池P-CANのジャズコーナーでJIMMY SMITH「STANDARDS」(リマスター)、SHELLY MANNE & HIS MEN「PLAY CHECKMATE」(一見旧盤同様の2002年非デジパックリマスター)、RAMSEY LEWIS TRIO「DOWN TO EARTH」(デジパックリマスター)。リスナー層が購買力のある大人中心だからか、ジャズは意外に商品のまわりが早くて良いですね。

【只今のBGM:JIMMY SMITH「STANDARDS」】


トリオだし(しかもケニー・バレルonギター)とりあえずスタンダードなら外れはないだろうということで買ってみました。オルガンってのはまた、タッチの強弱がない分、管のプァッ!プァッ!というのに慣れてしまうとどうも感じが違って戸惑います。バッキングに入るときもベターッと埋めてしまう感じが何だか、あ〜。ロックオルガンは問答無用で好きなんだけど。ベースレスだから違和感あるのかな?パーカッシヴさを活かしたノリノリなやつを一度聴いてみたいところです。あーしかし、ドリーミ〜な雰囲気の曲でガンガンレスリー回してくれたりするとなかなか盛り上がりますね!

  2月25日
▼奇しくもケンタッキーの話題が続きますが、「和風チキンカツサンド」が良い感じでした。本日の収穫、栄店でEIGHT MILES HIGH「KATALOG」、BEACHWOOD SPARKS「MAKE THE COWBOY ROBOTS CRY」(2002年SUBPOP)、本店でTHE LADDERBACK「HONEST, ISWEAR IT'S THE TURNSTYLES...」、RED MONKEY「DIFFICULT IS EASY」(TROUBLEMAN)、THREE PENNY OPERA「THREE PENNY OPERA」、DEEPART「SNAPSHOTS COMPILATION」(DELSIN!)、ジャズ・シンでCHET BAKER「CHET」、GRANT GREEN「THE MAIN ATTRACTION」、パルコ店でルインズ波止場「ルインズ波止場」。島村楽器パルコ店は、たまに行くとかなりの確率でKING'S Xが流れてるからいい店です!

【只今のBGM:THREE PENNY OPERA「THREE PENNY OPERA」】


元SHOTMAKERということで試聴ナシで買いました。意外にも変態ムードが希薄で、STARMARKETとかNO KNIFEあたりに近い正統派エモをやっています。なかなか良し。

  2月24日
▼以前にもこういうことがあったんだけど、私はリズムマシンと共作ができる男です。今日しました。いや〜何か、BPMとかパターンとかほいほい変えて適当にやってると、インスパイアされるんですわ。自分じゃ絶対進んで使おうと思わないパターン(「レゲエ」とか「ハウス」とか…)を無理矢理使ってみたりすると、これまた、イカサマくさいのが出来上がったりして、ホントね、お勧めしますよ。お勧め!っていうけたたましい平野レミのKFCのCMに最近やっとお目にかからなくなってことさら気分が良いです。収穫はなし。名大すぐ南の「ハローキッド」のライス大盛りはかなり多いので注意が必要。

【只今のBGM:GUIDED BY VOICES「MAG EARWHIG!」】


この人達もいい加減全部集めるのはよそうと思いかけていたんですが、97年のこのアルバム、イイですね!初期のトレードマークだったアホ・ローファイなプロダクション(といってもこれ以前の作品に比べれば割とマシな方)と、その後顕著になるアメリカンインディなメロディがシブ〜く同居してて、何と言うか、たまらんです。

  2月23日
▼天気も良くなったんで金山からグルッと大須エリアまで廻ろうと自転車で出掛けたんですが…大須FILE-UNDERって行ったことありますか?ありゃ、いくら何でもヤバイ!生クリーム・プールで幸せそうな顔をして溺れ死んでいく甘党の心持ちでしたわ。とりあえず順番に本日の収穫、サウンドベイ金山でJOSHUA「SURRENDER」(2nd!)、MORGOTH「ODIUM」、BONNY BILLY「MORE REVERY」、BLENDER「BACK TO PLANET SOFTCORE」(F.ソーデンタル何故か参加!)、KOURGANE「HOMME LIBRE, TOUJOURS TU CHERIRAS LA STEPPE」、STEVE HACKETT「VOYAGE OF THE ACOLYTE」(75年ソロ!)、JOHN COLTRANE「A LOVE SUPREME」(リマスターデジパック)、WES MONTGOMERY WITH STRINGS「FUSION!」、THE TONY WILLIAMS LIFETIME「EGO」(リマスターデジパック)、SHELLY MANNE & HIS MEN「BOSS SOUNDS」(2000年HDCD仕様)、上前津でGUIDED BY VOICES「MAG EARWHIG!」、HAMPTON HAWES TRIO「THE SEANCE」、THE DAVE BRUBECK QUARTET「TIME OUT」(リマスター)、んでFILE-UNDERでALOHA「THE GREAT COMMUNICATORS, THE INTERPRETERS, THE NONBELIEVERS」、HOOVER「THE LURID TRAVERSAL OF ROUTE 7」、PINES OF NOWHERE「PINES OF NOWHERE」、MELT BANANA「SPEAK SQUEAK CREAK」、CHICAGO UNDERGROUND QUARTET「CHICAGO UNDERGROUND QUARTET」、THE EX「DIZZY SPELLS」、BEAUTY PILL「THE CIGARETTE GIRL FROM THE FUTURE」(ex.SMART WENT CRAZY)、ARAB ON RADAR「YAHWEH OR THE HIGHWAY」、THE DISMEMBERMENT PLAN「EMERGENCY & I」、KEROSENE454「AT ZERO」、DIRTY THREE「OCEAN SONGS」(ミック・ターナー)、THE ETERNALS「THE ETERNALS」、THE ALBUM LEAF「AN ORCHESTRATED RISE TO FALL」。…

▼ところでサウンドベイの年度末バーゲンは3月21日(金・祝日)から3日間のようです。学生はバイト・デート・自動車学校その他の予定をキャンセル、社会人は年次休暇をとって、10時前から並んで下さい。

【只今のBGM:HOOVER「THE LURID TRAVERSAL OF ROUTE 7」】


REGULATORWATTS、ABILENE、THE SORTS、THE BOOM他々、SLOWDIME系の重要アーティスト人脈の源となる彼らの93年1st!プロダクションこそearly90'sDISCHORDishなこぢんまりとした感じですが(そう思うとSLINTの2ndは本当にどうやったんだろう??)、内容はバッチリ、上に名前を挙げた人達に通じるぴりぴりとした激シブポストコアです。MORBID ANGELファンがTERROROZERを避けては通れないように、これもまたシブ系ポストコアリスナー必須のバンドでしょう。ちなみにAMAZONでも安く売ってます。(実は注文してあったんだけどまだ発送前だったからキャンセルしました。こういうの多いな。)

  2月22日
▼おお、気持ち良くゾロ目だ。収穫はなし

【只今のBGM:SPARTA「AUSTERE」】


ATDIの非アフロ組の新バンドの4曲入りEP。アルバム先行で出てたのか、シングルカットされたのか、2曲がアルバムとかぶってます。初期ATDIを思い出させるややクサクサ(シケシケとは異なる)な正統派エモ〜ポストコアサウンド。これはこれで良いけど、私はどちらかというとMARS VOLTA派ですな。

  2月21日
収穫はなし。ブラストビートが予想より全然叩けなかったという事態を受け、手首/足首強化のための地味な努力が続いています。こんなことなら平生からもうちょっと運動して、筋肉つけときゃ良かったなァ。

▼ミキシングも続いています。PEDRO THE LIONのデイヴィッド・バザ〜ン(ベイザン?バゼイン?謎!)君が1stEPでドラムを叩いていたUNWED SAILORの2001年のアルバム「THE FAITHFUL ANCHOR」のプロダクションが滅茶苦茶良くて、Q AND NOT Uの1stともども見本としていますが、バランスを近づけられても機材パワーの圧倒的な違いでどうにもならず、「これじゃ納得いかねぇ〜」と解決の糸口もなく連日ひたすらいじり倒し、残りの学生身分の日々を潰しまくっております。今年度中にいっぺんくらいユニオン遠征ツアーしてー。

▼ところで生活創庫店バーゲンは来週末28日から!そろそろサウンドベイの年度末バーゲン日程もチェックだ。

【只今のBGM:なし】


  2月20日
本日の収穫、久々の千種HALF WAY(いつ行っても渋い店だ…)でTHE QUINTET「JAZZ AT MASSEY HALL」、バナナ四ツ谷でTHE DEADBIRDFLESHのスプリット、あとサークルの例会で部員の杉山くんに突然「買って下さい!」と迫られ菊池雅章「ススト」を500円で。

▼久々に肉を焼いてきました。例によって肉による幸福感より食べ過ぎたツラさが勝る。(フルーツバーで頑張り過ぎるからかなぁ〜。)あみやき亭は今、ゴハンに韓国海苔をつけない代わりに20%増量にできるようになっていますが、あの海苔はウマイのでつけといた方がいい。

【只今のBGM:THE QUINTET「JAZZ AT MASSEY HALL」】


何だか錚々たるメンツによるライヴ盤です。マイク・パットンとフレドリック・ソーデンタルとスティーヴ・ディジョルジオとフロ・モーニエが集まったような感じか?ジャズはまだまだわからないことが多いので何かにつけメタルに例えてしまうなあ。アゲアゲで楽しそうなのは実に結構なんだけど、ぶっきらぼうなエディットが激しくいただけなくないですか!?そのへんも含めて鬼のように目まぐるしいアルバムだなあ。

  2月19日
▼職業ブラストビーターはそれなりに筋トレとか欠かさないもんだったりするんでしょうか?あなふがいなや!左手首の強化には竹刀?ウチにあるギターは重過ぎる以前に高級過ぎて振ったりできません。

▼ちょっと久し振りの今池P-CANで本日の収穫METAMORFOSI「...E FU IL SESTO GIORNO」(「INFERNO」が有名なイタリアンロック名グループ、72年作!)、ART BLAKEY「BLAKEY」(「INTRODUCING JOE GORDON」と抱き合わせのデジパックリマスター)、BILL EVANS/JIM HALL「UNDERCURRENT」(リマスター)、CHET BAKER「THIS TIME THE DREAM'S ON ME -CHET BAKER QUARTET LIVE VOLUME 1」(リマスター)、HERB ELLIS/JOE PASS「TWO FOR THE ROAD」(ギターデュオアルバム)、JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN「JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN」(限定デジパックリマスター)。もともとのジャケがいい雰囲気な上リマスターに伴うリ・パッケージも丁寧でキレイだから、ジャズのリマスターの外盤はとにかく買いたくなります。それにひきかえ国内盤でよくある紙ジャケ完全再現のぺらぺらな奴はC級プログレのブートCD-Rみたいで貧乏くっさいから嫌だねったら嫌だね。

【只今のBGM:BILL EVANS/JIM HALL「UNDERCURRENT」】


ビッグバンドみたいなやつは別として、私はどっちかというと小編成のものが今のところ好きです。というわけでしんみりデュオもまた良い。ジャケもどこぞのプログレゴシックかという感じ(というかNEVERMOREの3rdと4thをくっつけたみたい)で秀逸だし。しかし何か、じっと聴いてるとそのうち頭が垂れて「ごめんなさい…」ていう気分になってくるのは変な話?ダメ人間だから?

  2月18日
▼日が暮れるまでミキシング、晩は練習。近頃一週間がもの凄く豪快に過ぎていく気がして、しかもそれを実感するのが「笑っていいとも」のメンバーを見てとかだったりするから最低です。収穫はなし

【只今のBGM:THIN LIZZY「JAILBREAK」】


最近その存在を思い出すばかりで音を聴くことはなかったので久々に引っ張り出して聴いています。しかしこりゃ、神のような盤ですな。しばらく聴いてないうちに勝手に熟してました。今生きてたらどんなにヘロヘロでもいいからライヴ見てぇーなぁー。サイクスのニセ・リジーを見ても多分悲しくなりそう。

  2月17日
▼日本人はシャイだし元農耕民族だし何かと色々無理があるのは仕方がないですよね。収穫はなし。地下鉄本山駅構内の掲示板に「もうダメぽ もうダメポ」と殴り書きしたのは、受験生かな?

【只今のBGM:BILL EVANS「WALTZ FOR DEBBY」】


昨晩のバイト中から何故か聴きてぇーという気になっていて、今やっと聴いてます。"Hellion"〜"Electric Eye"にも匹敵するこの1・2曲目の展開。とろーんとしてしまうわ。しかし観客、談笑すんな!

  2月16日
収穫はなし。バスドラとベースの低域の住み分けに四苦八苦して死にそうな毎日が続く。

【只今のBGM:なし】

  2月15日
▼バーニー・ケッセルを師と仰ぐことに決めて、この前買ったCDに入っていた"Satin Doll"をコピーし始めています。現在、主題とその後の1コーラスまで制覇。

本日の収穫、栄店でMALEVOLENT CREATION「THE WILL TO KILL」(ヴェテランUSデス、燻し銀の2002年作!)、SHANNON WRIGHT「MAPS OF TACIT」(アルビニproのQUARTERSTICK女性スローコア)、DISCOM「AUTOMOTO」、それと新品でJOAN OF ARCの新作「SO MUCH STAYING ALIVE AND LOVELESSNESS」。

▼夜はサークルのキノシタさん邸で今シーズン2度目の鍋でした。野菜に対してタンパク質系のものが多かった上、既製品の餃子をそのまま煮ようと試みるも見事に分解しまったりして、しまいにはラーメンのスープのようになってしまいましたが、それはそれで初めての味だったから乙でしたなあ。相変わらず壁にかけて飾ってあるAFFINITYのリマスターが圧巻な部屋でした。

【只今のBGM:JOAN OF ARC「SO MUCH STAYING ALIVE AND LOVELESSNESS」】


解散状態にあるはずの彼らが突如放った新作ということで皆アッと驚いたわけですが、やはりバンドの体裁にも変化があって、FRIEND/ENEMYを含めキンセラ兄を中心とした人脈による流動的なプロジェクトと化しています。録音もケイシー・ライスではなくFRIEND/ENEMYのアルバムを手掛けていた人(スペリングが変で読めない!)。音の方は、ウィル・オールダムと90 DAY MENが合体したような感じと申しましょうか、今まで以上に歌を中心に据えた新機軸シブ枯れ・非和み路線です。これは大変良い!解散までの4枚の流れの延長というよりはやはりOWLS、FRIEND/ENEMY通過後のティム・キンセラの創造性満開という色合いが強い。ちなみにこの春のうちにPERISHABLEから更にリリースがあるらしく、それが恐らく日本盤ボーナスの7曲であろうと思われるので、大量ボーナスのために泣く泣く日本盤購入を考えていた人は心配なく外盤を買って下さい。(後日註:結局そうはならなかったようです。)

  2月14日
収穫はなし。ここで一句

  ここ数日 / 長い日記が / 続いたので / 今日は手短 / にします

…字足らずッ!

【只今のBGM:なし】


  2月13日
▼今日もミキシングしかしない日にしようと思っていたのにどうも身が入らないダメな一日として暮れてしまいました。というのも一昨日の晩、3月のQ AND NOT U来日公演に備えていい加減2ndを購入しようと久々にアマゾンに足を踏み入れてしまった勢いで、やれKARATEだやれHOOVERだと漁ってしまい、しかも昨日、件のCDは格安で買ってしまったので、今日は発送キャンセルついでにまた色々見てまわって、つまりは在宅物色を覚えてしまったわけですわ。一種のSOHOですな。(違いますな。)

 しかしですね、アマゾン、なかなか素晴らしくてですね、例えばAMGだと、SLOWDIMEのリリース作品を聴いてみ、たいー!と昔の電波少年風に思い立ってしまった時、"SLOWDIME"で検索して、引っ掛かったアーティストの紹介ページに飛び、そこから通販でサポートしている作品のページへ飛び、そこで試聴、という2段3段の手間がかかるわけですが、アマゾンだとキーワードからダイレクトに該当商品一覧が出てくる(しかも写真つき)ので、レーベル探索がとても楽!しかもユーズド商品コーナーが最近新設されたらしく、そうなるともう普段の物色と同じですわ。地味にコンプリートを目指すアーティスト(ACCEPTとかCHICAGOとか…)を思い出しては検索、あらへん、の繰り返しで、あっという間に日が暮れます。ただしデータがディレクトリで整理されていないので全く縁もゆかりもないものが引っ掛かることがある、「UP」や「K」など(どちらもレーベル名)余りに広範に誤ヒットする可能性のある語の検索には役に立たない、文字による情報が圧倒的にない、などの欠点もあるわけですが…。で今日のところ結局収穫はなし

【只今のBGM:ゴダイゴ「アワー・ディケイド」】


日本のカンタベリーとしてプログレッシャーはチェック必須の名バンド・ゴダイゴ(GODIEGOという英語表記はいかがなものか?逝け、死ね、逝け、って言われても!)の79年作。ポップな曲が以前より増えてますがそこはスレスレ70年代、発展途中のシンセ各種やフォーキーなアコギ、ピースフルな多重コーラス満載でひたすら和めます。ジャズロッキンなスリルには欠けるものの、タケカワさんのジェントルな声は間違いなくリチャード・シンクレアとタメ張れます。

  2月12日
▼余りに天気が良かったので、兼ねてからの懸案だったクツの購入のため自転車で栄方面へ出かけました。ということは本日の収穫、昨日見つけて買わなかったやつを拾いに再びジャズ・シンに趣きJOHN COLTRANE「OLE COLTRANE」(ATLANTIC特殊紙ジャケ仕様2000年リマスター)、ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS「CARAVAN」(デジパックリマスター)、その上のROCK RECORDS JAZZでPAT MARTINO「EL HOMBRE」、ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS「MOANIN'」(RVGリマスター)、MILES DAVIS「RELAXIN'」(スリップケース入りリマスター)、大須アンサーでHOT SNAKES「SUICIDE INVOICE」(2nd、中古180円!)、Q AND NOT U「DIFFERENT DAMAGE」「ON PLAY PATTERNS」(前者は新品1280円、後者は新品680円!)。アンサーは時々新品でもくそ安いのが混じっててイイです!あと道中で名駅69にも寄って聖飢魔II「悪魔が来たりてヘヴィメタる」(1st!!!)、ゴダイゴ「アワー・ディケイド」、NOMEANSNO「THE WORLDHOOD OF THE WORLD」(95年)。こんなに毎日バカスカ買って、ろくに聴けてないんじゃないの?という向きもおありでしょうが、その通り。時間と資金があるうちに買い込んでおいて、そうもいかなくなった頃にまとめて振り返ろうという寸法なので問題ありません。このまま未聴CDを増やしていけばそのうち、自宅にいながらにして「オッ、×××のリマスター発見!」みたいに擬似物色ができるようになったりして楽しそう。

【只今のBGM:HOT SNAKES「SUICIDE INVOICE」】


1stに比べて随分落ち着いたと同時に、ホンノリ匂っていたエスニックな泣きがガバッと拡張されて、より曲もの指向になったなぁ?て感じです。今回はトロンビーノの手を離れてあっさりした自主録音になってて、そのへんも丸まり感の一因かも。しかしこの手のバンドとしては順当な変化でしょう。

  2月11日
▼件のSUPERCHUNKの練習後、雨天決行で廻りました。本日の収穫、ジャズ・シンの上の店でBILL EVANS「WALTZ FOR DEBBY」「INTERPLAY」、THE BUDDY RICH BIG BAND「TAKE IT AWAY!」、DUKE ELLINGTON AND JOHNNY HODGES「PLAY THE BLUES BACK TO BACK」、上前津でRICE「FUCK YOU THIS IS RICE」、HANK MOBLEY「DIPPIN'」、OPUS AVANTRA「OPUS MAGNUM」(豪華4枚ボックスセット!!)、金山でSPARTA「AUSTERE」2002年、4tracks)、DEATH CAB FOR CUTIE「YOU CAN PLAY THESE SONGS WITH CHORDS +10」(初期音源などをコンパイルした最新の企画盤!!!)、HAUSMEISTER「WEITER」(KARAOKE KALK)、FIRESIDE「HELLO KIDS」(デビュー時からのアンソロジー、本国特別エディションにつき2枚組!)、HORACE SILVER「BLOWIN' THE BLUES AWAY」。相変わらずジャズは手当たり次第買いが続いていまして、サウンドベイだと新品も一緒に置いてあるから、単独で仕切りをもってるアーティストだと新品のオビタタキを読んで「ヨシ、買いっぽい」てな感じで買ってしまっています。(ちなみにその際重視するのは主にいかに歴史的な意味があったかで、「新境地を開拓した意欲作」「〜の熱演が冴える好盤」という苦し紛れ系には騙されません。だから、「全米を熱狂させた大ヒット作!」とかいってセールスばっかり良かった俗な奴を掴まされる危険性は大!)しかしこういうの、初々しくてイイですよね!

【只今のBGM:HORACE SILVER「BLOWIN' THE BLUES AWAY」】


ジャケが秀逸でBLUE NOTEのRVGリマスター、しかも裏ジャケに写っているヨレた格好のオッサン(ホレス氏本人)のシブい笑顔が何だか良かったのが決め手になって購入。これを「ファンキー!」と言えるのが立派なジャズリスナーということになるみたいですが、あほ素人の感想としてはとりあえず賑やかで結構なことですのね!という感じです。管のトレブルばっかり出て肝心のピアノの音質が引っ込み気味なのが惜しい気がするのはヘッドホンで聴いてるから?細部まで聴き取れるのはいいけど定位感がハッキリし過ぎるし、ヘッドホンリスニングはジャズ向きじゃないのでしょうか。使ってるヘッドホンがショボいから?素人は色々と判らないことが多いッス。

  2月10日
▼2000年1月から続いた新幹線清掃バイトも今日を入れてあと7回でお役御免と思うととても良い気分です。収穫はなし。最近3枚レビューの更新ペースが落ちているのは、新規開拓につき「いわゆる名盤」系のものを買う割合が高くなったせい?これではいけないので明日はジャズ・シン(ちゃんと行くの、初!)→パルコ店→上前津→金山と行きたいと思います。

【只今のBGM:SUPERCHUNK「HERE'S TO SHUTTING UP」】


コピーすることになったので聴いています。しかしこの人達は何故、タイトルが"Here's"で始まるアルバムが2枚もあるのか不思議。"Up"で終わるアルバムも2枚続いてるし、次のアルバムはそれじゃ「HERE'S NO FOOLISH STRINGS TO PICK ME UP ON THE SHUTTING MOUTH FOR INDOOR KITTY」とかでよろしく。

  2月9日
本日の収穫、また本店でMILES DAVIS「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」「MILESTONES」。マイルス・リマスター無差別買いが本当に正しいのか否か、情報を集めて再度検討しようと昨日本店で買わずに帰った2枚が、実は「聴いてない奴はモグリ」級の有名盤だったことが色々検索した結果判ったので今日買いに行きました。しかし余りに面が割れてる店で定番ものを買う時はいつも何だか小っ恥ずかしい。「NEVERMIND」をどのタイミングでどこで買うかとか、先送りにすればするほど難問化して困ります。

【只今のBGM:なし】

  2月8日
▼曲を作るのは、否、曲の作り方を決めるのが難しい。本日の収穫、今池P-CANでCAMEL「BRATHLESS」(78年!)、SLIM GAILLARD「LAUGHING IN RHYTHM:THE BEST OF THE VERVE YEARS」、MONA LISA「GRIMACES」、GOBLIN「SUSPIRIA」(遂に本国盤発見!!!)、THE BATS「DADDY'S HIGHWAY」、DUKE ELLINGTON「THE PIANIST」、BOBBY HUTCHERSON「DIALOGUE」、本店でAS ONE「21ST CENTURY SOUL」、HERBERT「BODILY FUNCTIONS」、CHET BAKER「SINGS」。何だこのじじむさい買い方は…

【只今のBGM:CHET BAKER「SINGS」】


特撮の歌詞で有名なチェット・ベイカー氏です。いやあ、自分がマダムだったらコローン!といってしまうんでしょうなあ。10曲目"My Funny Valentine"が問答無用の有名曲らしく、微妙にタイムリーな買い物だったみたいです。(全然縁のない話ですがね!)

  2月7日
▼久々にミキシングしかしない日にしてみました。収穫はなし。最近ちょっと日が長いですね。

【只今のBGM:なし】

  2月6日
収穫はなし。ミスタードーナッツの新商品「ポン・デ・リング」は当たりです。フレンチクルーラーがPFMだとしたらポン・デ・リングはIL VOLOくらいイケてます。ん?フレンチクルーラーがRAINBOWだとしたらポン・デ・リングはDIOくらいイケてます。これだ。でも定価100円だから全品100円セール期間中に買って食べても全然お得感がないのが難点!

【只今のBGM:BARNEY KESSEL/SHELLY MANNE/RAY BROWN「THE POLLWINNERS」】


今までのところ鍵盤ものを多く買ってたんですが、エレクトリックギターのイロケというのもまた何物にも代え難いイイものがありますね!こういうギター(レスポールを太らせてホロウボディにしたようなやつ、何て名前?)ますます欲しくなります。アンサンブルとしてもこのトリオは非常に良い感じ。もし私が音楽で泣ける人だったらこういうので泣く気がします。

  2月5日
▼日頃のイメ・トレの成果か、ワタクシ、いつの間にかブラストビートが冴える男になっておりました!と言っても、フルパワーで1分と持続しないわけですが…。筋トレを復活させねばならない。

本日の収穫、一人録音の帰りの四ツ谷店でTODD RUNDGREN「RUNT. THE BALLAD OF TODD RUNDGREN」(71年作)。昨日名駅店にいた店員氏にまた会ったのが何だかツラかった。

【只今のBGM:TODD RUNDGREN「RUNT. THE BALLAD OF TODD RUNDGREN」】


紛らわしいタイトルですが編集盤の類ではない普通のアルバムのようです。つまりTHUNDERHEADの「WERE YOU TOLD THE TRUTH ABOUT HELL?」と「THE BALLADS '88-'95」の関係とは違う。(イメージを共有できない例えをするのが得意です。)そういえばポール・ギルバートがこの人を好きだという話を思い出しました。

  2月4日
▼「試験の回答に関係ない話を書く」というやつを初めて決行しました!数学が苦手だという白状に始まって、留年に至った経緯とこの2年のダメ生活のことから発展して中古CD買いの話につながり、中古CDが孕む不確実性を無理矢理ポートフォリオにこじつけるという荒業でシメ。採点する人、御免なさい。

▼帰りは名駅ツアーで本日の収穫、バナナ名駅店でDISEMBODIED「DIABLERIE」(FERRET!)、MEDESKI MARTIN AND WOOD「UNINVISIBLE」、タワー近鉄パッセ店で安売りワゴンからV.A.「THE LIZZY SONGS -A TRIBUTE TO PHIL LYNOTT」(ジョン・ノーラム、NATIONなどが参加!)を490円で、あと何故かMcDONALD AND GILES「McDNALD AND GILES」の2002年リマスターが新品で1190円だったからそれも購入、HVM安売り段ボールではSABBAT「HISTORY OF A TIME TO COME」(アンディ・スニープ&マーティン・ウォルキーア!)を500円で、6階のバナナでKEITH JARRET TRIO「SOMEWHERE BEFORE」、BARNEY KESSEL/SHELLY MANNE/RAY BROWN「THE POLL WINNERS」、KRAFTWERK「TOUR DE FRANCE」(謎の83年シングル、しかもリマスター)、AS ONE「REFLECTIONS」。

【只今のBGM:KRAFTWERK「TOUR DE FRANCE」】


謎のと書きましたが、今速やかに検索してみたところ、幻のお蔵入りアルバム「TECHNO POP」に収録されるはずだった曲で、このシングルだけは当時も発売されたようです。こりゃ、買って良かった!クリムゾンでいう「SCHIZOID MAN」的アイテムですな。

  2月3日
▼試験直前になると普段よりもダメな日の暮らし方をしてしまうのは高校以来です。人にあげるCD-Rの編集と確認、ギターの練習、コタツでオケイジョナルな睡眠、こんなことなら堂々と麦々のミックスの続きでもやれば良かったですわよ。ちゅうか、木曜にもう一つ受けた試験が上手くいったから別にこれでいいんです。収穫はなし

【只今のBGM:DAKOTA SUITE「SIGNAL HILL」】


やけにアメリカくさい音を出すバンドだな〜と思いつつ中古で見かけたら全部買っていたこの人達、2000年作となるこのアルバムの1曲目の湿った泣きは正しくブリティッシュロック!枚数出してこなれてくるにつれお里の色が出てくるってのは、何ともいい話ですね。

  2月2日
収穫はなし。姉が彼氏とどこぞへ遊びに行ったときの写真をたまたま見ることがあったのですが、ウチの姉の笑顔はやっぱりリチャード・D・ジェイムズですわ。

【只今のBGM:ERIC DOLPHY「OUT TO LUNCH」】


未だにちゃんとしたジャズの入門書らしきものは買っておらず、とりあえず名前に聞き覚えのある人のリマスターを見かけたらジャケの雰囲気、オリジナルリリースの年代、パーソネルを確認して試聴→購入というやり方を続けておりまして、これもよく判らずに買ってしまいました。ちょっとISOTOPE217を思わせたりもするあやしいムードで、なかなかナイス!

  2月1日
▼おお、2月だ。本日の収穫、HMV栄NOVA店の安売り段ボールから990円でPINK FAIRIES「WHAT A BUNCH OF SWEETIES」、UFO「PHENOMENON」(EMIの2000年リマスター)。そういえばケンタッキーフライドチキンは最近新製品が出てた気がするから試しておけば良かった!

【只今のBGM:PINK FAIRIES「WHAT A BUNCH OF SWEETIES」】


HAWKWINDと関係があったような気もする、イギリスのヘヴィサイケブルーズバンドの72年作。プログレならちゃんと英国を支持しますが、こういう普通の若者ロックはやっぱり今のも昔のもアメリカの方が好きだなあ。でも透明ケース入りリマスターでブックレットも充実してるから文句はないです。

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